「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その44 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



まったくノープランの第2日目(2023年6月14日)。大阪・鶴橋から「奈良線」でまずは「生駒駅(奈良県生駒市)」にやって来ました。



ひとまず改札を出ますと、南北の自由通路に大きく掲げられていたのが「リニア新駅誘致」のこのボード。


2027年度を目指し、品川・名古屋間の建設工事が進められている「リニア中央新幹線」。最終的には、新大阪まで延伸される計画です。

名古屋以西はルートすら決まっていませんが、経由する県に原則、一駅置く新駅の場所は早くもその綱引きがはじまっているようです。
生駒近辺でしたら、大阪・京都の府境にも近いところになりましょうか。


改札を出て、駅に直結しているペデストリアンデッキを生駒の山の方向に少し歩いてみます。

改札付近や、近鉄百貨店のあたりにはたくさんの人通りだったのですが、急にぱたっと静かな雰囲気になります。



そのまま進みますと、定食屋さんや喫茶店、居酒屋などが立ち並ぶ通路。こういった沿道はなにげに大好きです。ただ、昼には少し早いか。


にぎやかな声がしたのでふと通路を見上げると、ツバメの巣があるではないですか。それもハート型、だという。

お母さんが持ち帰るごちそうを待っているのでしょうか、しきりに嘴を動かす姿がかわいらしい。乗り鉄しているだけでは、なかなか出会えない光景ですが、和みます。無事に育ってね!


この通路を突き当たったところ、左に折れると再び、デッキを経由して外へ出られます。


道路を渡ったところにあるのが「鳥居前駅(同)。やはり近鉄電車の駅ですが、先ほど降り立った「生駒」でなく、別の駅名だとはこれいかに。


その「鳥居前駅」から発着しているのは、大阪・奈良の府県境にそびえる「生駒山」の山上まで登る「生駒ケーブル」なのでした。

「生駒駅」の乗り換え案内にもしっかり掲出されているとともに、車内放送でもあまねく案内されているものです。


「生駒ケーブル」は「生駒駅」に隣接している「鳥居前駅」を起点に「生駒山上駅」までを結ぶ、全長2.0kmのケーブルカーです。近鉄ホームページより。



駅前のペデストリアンデッキから、西を向くとすぐに迫っているのが「生駒山」。標高642mの山ですが、これを登るケーブルカーです。


ところで「鳥居前」という駅名は、ケーブルカーが建設される由来となった「生駒聖天(宝山寺)」という有名なお寺さんの、大きな鳥居が駅前にあったからといわれています。門前町だったゆえんからですね。グーグル地図より。


そういったことで今回は久々に、生駒山を登るケーブルカーに乗ってみることにしました。

もちろん今回活用の「近鉄全線2日間フリーきっぷ」でも乗車可能。ありがたいことです。



しかし、改札前になんとも愛らしいというか、ユーモラスな顔のパネルが鎮座しています。ワンちゃん、ネコちゃんだとはわかるのですが…


実はこれ「生駒ケーブル」の車両。
ネコの「ミケ」とイヌの「ブル」なのでした。
なんとも、すごいインパクトです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。