「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その40 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



旅の第2日目(2023年6月14日)。
前日に引き続き、まずやって来たのは「鶴橋駅(大阪市生野区)」でした。


朝の10時を回ったところと、今日はゆっくり。さらに、まったくのノープランです。

JRからの乗り換え改札を過ぎたところから、さてはてどうしようと思案はしていたのですが。


そんな中、1番線に「奈良線」の快速急行が入って来ます。珍しい列車ではありませんが、これに乗れば次は生駒ですので、20分ほどで一気に奈良県に突入出来るという列車。


第一ランナーとして、これに乗車することに。



大阪市内から東の奈良県に向かうのに関わらず乗れる阪神電車。

相互乗り入れならではのことですが、首都圏に比べて関西ではその類が圧倒的に少ないので、乗り慣れている近鉄電車とあちこちがまったく異なる趣き。乗る度、興味深いものです。
普段、阪神電車に乗らないだけあって余計に。



さて「奈良ゆき快速急行」は早くも「布施駅」を通過していました。近鉄ホームページより。



布施は、奈良中部・伊賀・伊勢・名古屋方面に向かう「大阪線」が分岐する拠点駅。

4階は「奈良線」、3階は「大阪線」という、大阪では珍しい重層構造の高架駅。ちょうど「アーバンライナー」が階下の高架線から別れて行くところでした。名古屋への列車です。


昨日、帰阪直前の「ひのとり」からは「奈良線」はこのように見えました。
高架線同士が合流する、迫力あるところです。


ところで「近鉄奈良線」は布施を過ぎると、おらが街の中央部を東西に貫きます。

大阪・奈良間を電車で、さらに直線で結ぶべく大正はじめに開業して以来、沿線の東大阪はこの路線を支柱にして開発が進められました。


おらが街は市域が東西に広く、大阪市内から続く住宅密集地の「布施」も東大阪ならば、府県境の「生駒山」中腹まで登った緑豊かな、標高300m近くの「石切(いしきり)」も同じ東大阪です。

同じ市内でもまったく異なる趣きがあるというのがある意味、街の魅力だと感じます。わたしは市域の端っこ住みなんですが。


さて、気づけば阪神車両の快速急行は早くも、おらが街の東部に達しようとしていました。



「東大阪市花園ラグビー場」の最寄り「東花園駅」を通過。複雑に入り組んだポイントを経て左側へ向かうのは「東花園検車区」。





大阪市内から近い車両基地ですが、通勤車両のみならず、特急列車も多数回送されて来ます。

緑地公園に隣接した車両基地というので、道すがら車両をじっくり観察出来る穴場でもあります。余談でした。2023(令和5)年3月撮影。


このあたりから、青々とした「生駒山」がまるで巨大な緑の壁のように迫って来ます。あまたの木々の様子まではっきり視認出来るほど。地元民としては大好きな光景ですが、列車は生駒の険しい山越えに差し掛かります。

次回に続きます。

今日はこんなところです。