大阪モノレール 延伸への道!その58〜東大阪市方面への延伸工事を定点観測 2023年9月編 続編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。




断続的にシリーズでお送りしています「大阪モノレール 東大阪市方面南伸事業(2029年度開業予定)」。事業認可後、昨年からおらが街ではじまった建設工事現場()付近の定点観測をするということをしています。

「大阪モノレール」ホームページより。


さて、毎度の探索のスタート地点「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、大阪府東大阪市)」の建設予定場所から、9月に入った最近の工事の様子をお送りする続編です。



画面左右(東西)に横切る「JR学研都市線(片町線)」。これと地上で「府道大阪中央環状線(中環)」、高架で「近畿自動車道(近畿道)」が直交する付近にモノレール新駅が出来ることになっている、というところ。



この画の右背後、JR高架北側に二本の高架支柱が建設の真っ最中だということを、前回までの記事で取り上げてまいりました。




そのJR高架をついに南へ越えた、この区間の高架支柱の建設工事。その現況を、①〜⑤地点から順に観察をしています。




②地点。「河内寺島東」交差点で「府道168号線(石切大阪線)」と交差することになるモノレール本線路は、入り組んだインターチェンジの流出路に差し掛かります。


ここからは、グーグル航空地図を併用します。ちょうど、②〜③に当たるのがこのあたり。



奥は「近畿道」本線。手前に降りて来るのが「東大阪北インターチェンジ」の流出路です。


さらに拡大。下り線(松原方面)は出口専用、上り線(吹田方面)は入口専用になっていますが、モノレール本線路は中環に降りる下り出口の高架を乗り越す形で敷かれる計画です。



③地点。下り流出路がだいぶ低くなったところにあるのがこの「河内三島東」交差点。


この区間の事業主は、先ほど見て来たものとまた異なります。大手ゼネコンの「森組」です。

先週の15日から、この付近の中環では路肩と歩道の一部規制がはじまりました。一方、気になる車線規制はせずに済むようです。



信号を渡ります。
その理由というのは、インターチェンジからの流出路を跨ぐ建設予定地()に、結構な幅があるからでしょうか。ただ、これを越すとなると支柱のレベルはさらに高くなりそうです。



中環と近畿道上下線が作り出す中洲から観察すると、このように支柱は出来ましょうか。

ここも中環が出来て以来、使われることのなかったであろう用地。開通から半世紀を過ぎて、ようやく?陽の目を見ることになります。


ところで、この中洲部分から南方向を眺めたのがこちら。ユンボや杭打ち機が幾台も揃い、すでに地面を掘り起こしはじめているではないですか。



路面が広範囲にわたり、だいぶはつられているのがわかります。ということは、次は基礎工事になりましょうか。





この敷地は「近畿道 東大阪パーキングエリア」。下り線専用で、地上の中環からも施設の一部が利用出来るというもの。

東部大阪の物流拠点「東大阪トラックターミナル」が近隣でもあり、大型トラックが多数休憩している光景は、地元ではおなじみです。


④地点。モノレール本線路はパーキングエリア真上へと移ります。その敷地は横長に作られているため、やはり車線規制は不要なようです。

近畿道と中環上り線の向こうには、このあたりのランドマーク「エディオン中環東大阪店」と「カインズホーム東大阪店」。いずれもお世話になっていますm(_ _)m



流出路は、ここで中環の内側車線と合流。
その向こうには大きな杭打ち機がスタンバイ。



そして、⑤地点。このあたりになると、最寄りの既存鉄道駅からはだいぶ離れて来ています。ここから南側は、まだ手づかずです。


ところで、いま居る⑤地点から南にはどう線路が敷かれるのかというと、本線路は中環と近畿道に挟まれたパーキングエリアから少し左端(東側)に振れ中環の真上、さらに外側道路に移動。グーグル地図より、北が下。

さらに「東大阪流通センター」の西端から、本線路はカーブを描き中環から離れて行きます。


このまま中環を直進すると「中央大通(国道308号線、築港枚岡線)」に突き当たるのですが、その交点に既存鉄道の乗り換え駅はありません。

「東大阪市役所」や「府立中央図書館」などに近い「近鉄けいはんな線 荒本駅」を乗り換え駅にするため、本線路を東に振り「仮称・荒本駅」を設けるという計画になっています。



「荒本駅」では「近鉄けいはんな線」と、相互乗り入れしている「OsakaMetro中央線」に乗り換えが出来るようになります。

最近、さまざま話題の「2025年大阪・関西万博 夢洲会場」へ直通することになる路線です。


実は荒本一帯は今回の南進事業で、いちばんのトリッキーな地点になるようですが、これはまた別の機会に取り上げたいと思います。



しかし、夏を過ぎてこのあたり、一気に景色が変わりました。驚くばかりです。

記事内でも触れましたが、事業開始からJR高架の北側だけが進捗していた本工事。これがついにそれを越し、おらが街の中枢まで入りつつあることに、感慨深い思いになります。


目に見える形で進みつつある「モノレール南進事業」。秋の展開が大変楽しみです。

おつきあいくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。