みなさんこんにちは。前回からの続きです。
断続的にシリーズでお送りしています「大阪モノレール 東大阪市方面南伸事業(2029年度開業予定)」。事業認可後、昨年からおらが街ではじまった建設工事現場(□)付近の定点観測をするということをしています。
「大阪モノレール」ホームページより。
さて、毎度の探索のスタート地点「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、大阪府東大阪市)」の建設予定場所から、9月に入った最近の工事の様子をお送りする続編です。
画面左右(東西)に横切る「JR学研都市線(片町線)」。これと地上で「府道大阪中央環状線(中環)」、高架で「近畿自動車道(近畿道)」が直交する付近にモノレール新駅が出来ることになっている、というところ。
この画の右背後、JR高架北側に二本の高架支柱が建設の真っ最中だということを、前回までの記事で取り上げてまいりました。
そのJR高架をついに南へ越えた、この区間の高架支柱の建設工事。その現況を、①〜⑤地点から順に観察をしています。

②地点。「河内寺島東」交差点で「府道168号線(石切大阪線)」と交差することになるモノレール本線路は、入り組んだインターチェンジの流出路に差し掛かります。
ここからは、グーグル航空地図を併用します。ちょうど、②〜③に当たるのがこのあたり。

路面が広範囲にわたり、だいぶはつられているのがわかります。ということは、次は基礎工事になりましょうか。
そして、⑤地点。このあたりになると、最寄りの既存鉄道駅からはだいぶ離れて来ています。ここから南側は、まだ手づかずです。
ところで、いま居る⑤地点から南にはどう線路が敷かれるのかというと、本線路は中環と近畿道に挟まれたパーキングエリアから少し左端(東側)に振れ中環の真上、さらに外側道路に移動。グーグル地図より、北が下。
さらに「東大阪流通センター」の西端から、本線路はカーブを描き中環から離れて行きます。
このまま中環を直進すると「中央大通(国道308号線、築港枚岡線)」に突き当たるのですが、その交点に既存鉄道の乗り換え駅はありません。
「東大阪市役所」や「府立中央図書館」などに近い「近鉄けいはんな線 荒本駅」を乗り換え駅にするため、本線路を東に振り「仮称・荒本駅」を設けるという計画になっています。
「荒本駅」では「近鉄けいはんな線」と、相互乗り入れしている「OsakaMetro中央線」に乗り換えが出来るようになります。
最近、さまざま話題の「2025年大阪・関西万博 夢洲会場」へ直通することになる路線です。
実は荒本一帯は今回の南進事業で、いちばんのトリッキーな地点になるようですが、これはまた別の機会に取り上げたいと思います。
目に見える形で進みつつある「モノレール南進事業」。秋の展開が大変楽しみです。
おつきあいくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。