みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。
旅の第一日目(2023年6月13日)。
「近鉄名古屋駅(名古屋市中村区)」16時ちょうど発の新型名阪特急「ひのとり」に、念願の初乗車を果たせました。
大変、ゆったりした時間を過ごせています。

ところで、指定を取ったのはデッキへ続く扉のひと席後ろ。名古屋駅から、この案内ディスプレイが気になっていました。

二画面を駆使した、見やすいものなのですが。時折映し出される前面展望が楽しくて仕方ありません。これは運転台に取り付けられている、リアルタイムのもの。
すれ違うのは、時間的に大阪難波15時発の「ひのとり」でしょうか。いや、迫力あります。
さらに、挽きたてコーヒーが味わえるカフェスポットも車内に設置(1箇所)。
お供のパンや「ひのとり」オリジナルグッズも自動販売機で購入出来るなど、これまでありそうでなかった設備が列車内にはあります。車内は後で探索してみよう。

さて、二画面を駆使した、そのように便利で見やすい案内ディスプレイ。
一席前の頭上にあるので、車窓ともどもその内容が気になって仕方ないのですが、名古屋の次は「津駅(三重県津市)」が停車駅。しきりにそれが流されるのですが…

漢字では「津」、ひらがなでは「つ」。
世界で最も短い駅名なのは言うまでもないことなのですが、一文字をこうして見ると、なかなか興味深い表記です。

続いて表示されるハングルでもやはり「つ」は一文字。韓国語、ハングルはさっぱりですが、この表記が映し出される度、なんだかほっとします😆
少し調べてみましたら、韓国語で「つ」は単音で発音しないそうですが、和訳するとなると、この「쓰」になるとのこと。ただし、実際には「…っ!」というような発音になるそうで。翻訳というのは難しいものだと感じます。
その「津」は、言わずと知れた三重県の県庁所在地。津は海を指し、古くは「安濃津(あのつ)」と呼ばれた港湾都市だったそうですが、いつしか「安濃」が外れて今日に至ります。
昔から有名な「伊勢音頭」でも「♪伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ(尾張名古屋は城でもつ、と続く)」と唄われるくらいですので、伊勢の国の重要な都市だったのですね。城下の佇まいの街です。グーグル地図より。

「大阪線」に入ったところで、くだんの案内ディスプレイを見やりますと…次は「鶴橋(大阪市生野区)」。
「つるはし」をハングル表記すると、最初の「つ」は、やはり先ほどと同じ「쓰」。それが確認出来たので、安心しました\(^o^)/
それでは、車内の様子も少し探ってみることにしたいと思います。気になります。
次回に続きます。
今日はこんなところです。