みなさんこんにちは。前回からの続きです。久々の家族旅行で、3月なかばに「箱根・小田原」を訪れた道中記をお送りしています。


旅は第3日目(2023年3月12日)いよいよ最終日。小田原周辺の観光地巡りに当てました。




小田原のシンボル「小田原城」を訪問しています。いよいよ最上階、5階へとやって来ました。


おお〜これは眺めの素晴らしいこと!

高いところから眺めを楽しむ(→正確には位置関係や方角を確かめたい)のがなにより楽しみなわたし。これはたまりません。


さて、ここからどのあたりまで見通せるのでしょうか。グーグル地図で大風呂敷を広げて、早速四方を拝見して行くことにいたします。



まずは、西方向から。城内に咲き始めた桜が印象的でした。


見る限り、青々とした山々が重なり合っている遠景。この旅で巡った箱根の山です。



その中でも、古くから山岳信仰の対象になっていた連山を総称して「諸山十尊(しょざんじゅっそん)」と呼ぶのだそうです。

コブのような連山は「二子山(ふたごやま、標高1099m)」。案外、市街地から近くのように錯覚するのですが、この奥は「芦ノ湖」です。



第2日目の朝に「箱根神社(神奈川県足柄下郡箱根町)」にお詣りしたのですが、どこまでも続く奥深い山々と「芦ノ湖」という大自然に、遥か古代にまで遡っての深い信仰があったことも、わかるような気がします。


なるほどなあ、と気付かされることの多い今回の旅です。



続いて南方向。



今度は様相が一変しまして、見渡す限り広い、広い海!「相模湾」です。

右側に細長く延びているのが「真鶴(まなづる)半島」。そして、その付け根は広大な「伊豆半島」。もう、すぐ近くです。



小田原という街が古くから発展したのには、やはり港町があったことが大に違いありません。海運の拠点というのは、概して繁栄しているもの。これも、なるほどと頷けます。



さて少し、視点を下に向けますと…先ほど散策していた城址公園が一望のもと。

菅笠を被った人も見つけたのですが、この日はそのようなイベントでにぎわっていました。



続いて東方向。
「小田原城下」と但し書きがなされています。



駅からは南側(海側)、古くから栄えていた地域だそうです。今日でも「国道1号」をはじめ、官庁なども集積しているというところ。

無理やり?目を凝らしてみるのですが、ここでも相模湾に張り出した陸地を発見。案内によると「三浦半島」や「江ノ島」とあるのですが…


地図で確認。やはり、そうでした。
逗子や鎌倉、葉山のあたりになりましょうか。相模湾をはさんで30kmくらい東です。高いところから眺めると、実は近いのですね。

どちらも行きたいところです。もう10年以上前に旅した時、江ノ島で食べたしらす丼は絶品でした(笑)


そして、北方向。




「丹沢」と記してくれていました。
県の北西部に延びる連山で、その中でも「大山(標高1252m)」などが有名と言うのですが、こうして眺めると、結構な高さあるのがわかります。

箱根もさることながら、豊かな自然に囲まれているところなのだなと感じます。


気になるのは「小田原駅」が俯瞰出来るということ。引きも切らずに列車が行き来します。


湯本へ向かう、小田急の車両に…


ビルの隙間から「東海道新幹線」が顔を覗かせ疾風のように去って行きました。

ふともう数時間で、わたしたちも帰阪せねばならんなと、我に帰ります。名残惜しいですが…


四方に、実にさまざまな見どころのある眺め。有名な「石垣山一夜城跡」も見つけられて、歴史好きなわたしや、JK長女にはたまらぬもの。その土地のことを垣間見られたようで、やはり天守閣というのは、病みつきになります。

次回に続きます。
今日はこんなところです。