みなさんこんにちは。今日の話題です。
少し前ですが、読売大阪夕刊 2023(令和5)年6月13日付け 1面より。


開幕まで、あと1年9ヶ月を切った「2025年大阪・関西万博(日本国際博覧会)」。
大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲(ゆめしま)」の万博会場の入場料概要が決定した、というものでした。その額「大人1名7500円前後」!
来場予定数と収益予定を比較検討しながら、さまざまな額を博覧会協会がシュミレートしている、という報道は、以前からちらちらこちらでは見聞していたのですが。
一時期は、大人1名6000円の線で決まりかけていたようですが、昨今の国内外での世情を勘案し、警備強化などの必要性から、諸経費が膨らむことになったためのようです。


過去の万博や、主な国内アミューズメント施設との比較が興味深いもの。半世紀以上前の元祖「大阪万博」では800円と、時代を感じます。
しかし、万博会場近くのUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)や、ディズニーランドとほぼ同額という。どちらも値上げラッシュがニュースになっていましたが、まさか、そこまでになるんか…というのが実感です。

しかし、過去の万博同様に、さまざまな割り引き入場券も設定されることになるようです。
それから1週間後の、同20日夕刊 9面(社会面)より。さらに、詳細な入場券の概要が発表されていたのですが…
やったあ!と思ったのですが、純然たる「全期間入場券」ではなく、午前11時以降からの入場が有効、さらに会期末の10日間には利用不可、という制約がついて来るようです。大人1名30000円。だいたい、4回入場のラインです。

さらに、学休期には「夏パス(7月19日〜8月31日)」が大人1名17900円で発売。これは学生さんには便利ですね。

手厚いなあと感じたのは、修学旅行や校外学習(遠足などもでしょうか)に活用出来る団体割引。相当に廉価ですが、学習の場としてはこれ以上ないでしょうし、良いことだと感じます。
入場料の正式な決定は後日で、年内の販売開始を予定しているとのこと。
ところでわたし、このようなものを持っていました。2005(平成17)年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」の「全期間入場券」。金額のことばかりでやらしいですが、17500円。
万博という催事は、遊園地や、レジャーランドとは雰囲気の異なる独特な、世界中の知らなかったさまざまなものごとを知れる、さらに体感出来るというもの。ゾクゾクするような快感を覚えたことが、そのきっかけだと思えます。
同時に、これが万博という世界的な祭典を行う最大の目的のひとつなのでは、とつくづく感じた18年前の、愛知での半年間なのでした。開幕日、閉幕日の様子。当時26歳のブログ主撮影。
愛知の訪問記については、こちらもどうぞ↑

そういったことで、またも地元・大阪で開催されることになった万博。楽しみで仕方ないことは、これまでの記事でも触れて来たのですが…

朝日大阪朝刊 2023(令和5)年7月1日付け 1面より。
万博の目玉と言える、海外パビリオン群の建設がまったく進んでいないという、衝撃的な事実でした。さらに、建設の申請自体がなされていないというので、これは重大なことです。
政治的なことにはあまり触れないのですが、先の統一地方選挙で、大阪の府知事と市長を占めた首長としては、東京の与党には頭を下げにくいのでは、などと勘ぐってしまうのですが。
ただ、これでは本当に間に合わないですし…
大阪では、万博会場に直通する唯一の鉄道「OsakaMetro中央線」に、最新型車両「400系」の運用も開始されるなど、少しずつ雰囲気は高まりつつあるように肌で感じますので、なおさらのこと。同6月25日付け19面より。

幾度も足を運び、こまかいところまで回りたい、雰囲気をも味わいたい派のわたしとしては、通期パスの話しはうれしいもの。
ただこういった話しを耳にすると、本当に間に合うのか、と心配にもなります。この時代に、巨費を投じてわざわざ行う、国際的なイベントですし…引き続き、注視しつつ楽しみにしたいと思います。
ちなみにわたしはこの「全期間入場券」のおかけで16回も愛知の会場に足を運べ、目標にしていた「全パビリオン入館」を達成することが出来ました。計り知れない体験が出来たことは、言うまでもありませんでした。
今日はこんなところです。