東大阪市民が巡る!NHK朝ドラ「舞いあがれ!」市内ロケ地を探索する〜その2 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



現在放送中、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。長崎・五島列島と、おらが街・東大阪がその舞台になっています。



本放送も、残すところ1ヶ月を切りました。
劇中で登場した、市内の各地を市民はしくれのわたしが巡り、そのエピソードを回顧しようということを最後の1ヶ月で行おうという企画。

主人公・岩倉舞(→梅津舞、福原遥さん)たちが住む、劇中では「大阪府東大阪市摘路町(つむじちょう)」のモデルになった街を、当シリーズの最初にまず、訪問しようとしています。



さて、近鉄電車に乗ってやって来たのは「布施駅(ふせえき)」でした。


市内でも西端部に位置し、数百メートル西に進むと大阪市内(生野区、東成区)に入るというところに位置しています。ヤフー地図より。


駅の南側に出ました。
高架線や、ホームが重層式になっている立派な駅。関西では珍しい構造です。市内随一の商店街が、ここから延びています。

3階には「大阪線」、4階には「奈良線」が発着しており、この駅を介して分離・合流しています。



前回の記事でも触れましたが、駅名になっている通り、「東大阪市」を構成しているうちの「旧布施市」、市西部の玄関口に当たります。出典①、ヤフー地図より。



大阪市内の鶴橋や上本町へ近鉄で10分弱、という至便な立地から、早くも戦前の1937(昭和12)年、府下5番目に市制を敷いていました。

「河内市(かわちし)」「枚岡市(ひらおかし)」と、ともに合併した他の旧2市が戦後、1955(昭和30)年になって市制を敷いたことから比べても、開発が進んでいたところです。



さらに「布施」というと「布施戎神社」も知られています。駅の西側、大阪市との境界付近にあり、祭事の折にはさらに賑わいを見せるというこの「布施駅」周辺です。


ところでわたしは、4階に発着している「奈良線」でやって来たのですが、先ほどの商店街がある南口とは反対側、北口にも目立つビルがあります。



「ヴェル・ノール布施」という施設。
イオンを核とするテナントが入居し、市の行政サービスセンターや関係する市の施設、ハローワークも入っているというビルです。



高いビルなどさほどないおらが街で、比較的離れた場所からも、屋上の丸形と出っ張りの特徴ある姿が視認出来る、貴重な?存在だったりします。市役所展望台より。さらにその後方には「あべのハルカス」。余談でした。


加えて「大阪シティバス 布施駅前停留所」が、この真ん前にはあります。

発車待ちしていた「12号系統」の他には「86号系統 上新庄駅前ゆき(大阪市東淀川区)」という、シティバスでは、長距離の部類に入る路線も乗り入れます(上新庄は、淀川を渡ったさらに北の、阪急電車の駅です)。



先ほども触れましたが、大阪市内に隣接しているゆえの、古くからの交通の要衝です。

ということもあり「布施駅」周辺は、東大阪市内では一二を争う繁華なところ、ということは違いないだろう、とわたしは思います。


ところで前回の記事から「東大阪は3市が合併して誕生した市」ということを、しつこく?述べておりました。というのも、この地図に、市内を走る鉄道駅を加えますと…


一部表示されませんが、このようになります。

市内には「JR西日本・OsakaMetro・近鉄」の鉄道事業者が乗り入れているのですが、さまざまな面から勘案しても「市の中心地を果たしている、絶対的な駅はこれだ」とは決めかねるような状態になっていると、わたしは勝手に思っています。


かなり乱暴ですが、合併前の旧3市に分けてみますと…旧布施市域は布施駅周辺が繁華やし、市役所があるのは、数年先に「大阪モノレール」が延びて来る旧河内市域の荒本(あらもと)。商店街が賑わっているのは、旧枚岡市域の瓢箪山(ひょうたんやま)もやし…など。

もとよりわたしは市の端っこに住んでいるので、玄関口でも何でもないのですが(苦笑)


すでに街づくりが進められていた、毛色の異なる都市が合併したことで生まれた、こういった特徴もまたおらが街の妙味なのだろうかと、こうした時ふと考えてしまいます。余談でした。


それではここ4階「奈良線」ホームから、階段を降って乗り換えます。3階は「大阪線」です。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「写真で見る日本4 近畿篇 大阪」高木恒夫編・日本文化出版社発行 昭和34年6月)