長女とデート!?近鉄観光特急「青の交響曲」で新春の橿原神宮へ詣でる〜その6 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


三が日が明けたばかりのとある平日に、長女と「橿原神宮(奈良県橿原市)」へデート…もとい、お参りして来た際の道中記を、お送りしています。



大阪・阿部野橋から近鉄電車の観光特急「青の交響曲」に乗ること30分ほど。「橿原神宮前駅(奈良県橿原市)」に到着したところです。

駅名の通り、目的地の「橿原神宮」最寄り駅。




乗車して来た「南大阪線」と直通している「吉野線」、さらに、大和八木・奈良・京都方面への「橿原線」が結節している、県中南部のターミナル駅です。近鉄ホームページより。


複数路線が乗り入れているということもあり、改札内は広々とした設えなのですが、みやげ物屋やカフェ、飲食店やコンビニなどが軒を連ねているのが、この駅の特徴でしょうか。


駅構内図から。「南大阪・吉野線」と「橿原線」のホームが離れていることから、連絡通路を兼ねてのものです。奈良名産、柿の葉寿司のお店もありますね。


いま流行りの「駅ナカ」になるのでしょうが、ここは昭和の頃からある、歴史ある店舗街。独特の雰囲気があるので、来る度に楽しいもの。

同行の娘も、ショーウィンドウを覗いたりしてなかなかに、忙しい様子。



ところで、これほどの規模で、なおかつ歴史のある「駅ナカ店舗」と言うと、この駅以外ですと「京阪電車 三条駅(京都市東山区)」を、わたしなどはまず思い出します。以下、出典①。



この駅を含む区間は、1987(昭和62)年5月に地下化されたのですが、それまでは京都市内中心部の「鴨川」に沿って走るという、実に風情のある車窓でした。


その「鴨川沿い」の終点が「三条駅」。
大阪方面への「京阪本線」と、大津・びわ湖方面に向かう路面電車の「京津線(けいしんせん)」が接続し、バスターミナルも併設していた、こちらも大ターミナル駅でした。出典②。


その地下化まで、増築に増築を重ねたターミナル駅でしたが、実に旅情溢れる終着駅でした。

ホームの間には、琵琶湖疏水にまたがるようにして、この駅同様にたくさんの「駅ナカ店舗」があったことでも、知られていました。



から。画面奥は「2番線」で、普段は特急列車が専用に発着していたホーム。


から。「京阪三条のれん街」と称した駅ナカ店舗が、通路両側にところ狭しと軒を連ねていました。天井から光が射し込む、明るい構内。


やはりこちらも、売店やみやげ物屋、喫茶店、飲食店、さらに系列の「京阪交通社(現在のJTB京阪トラベル)」の営業所などが並び、いつもごった返していた記憶があります。

記憶が曖昧なのですが、フルーツを扱う店もあったような…あたかも、街角の商店街でした。


狭いホームぎりぎりに、電車は引きも切らず出入りしますし、小さい頃に両親に連れられて訪れる度には、わくわくしたものでした。

ターミナル駅というのは、それぞれにやはり独特の雰囲気があって、大好きです。存在感が強いというのでしょうか、安心感があります。


そういったことで、姿を消して35年以上も経った「地上時代の京阪三条駅」と、おそらくは双璧を成す規模であろうと、勝手に?感じるこの「橿原神宮前駅」の「駅ナカ店舗」。

どおりで、なにか懐かしい気持ちになるなあと感じる次第です。雰囲気のあるものですし、これからも、残ってほしいと願うものです。



えらい余談になりましたが、くだんの構内を抜けた奥には「橿原線」が発着しています。

せっかくですので、こちらへも長女を引き連れてみることにしました。趣味的にはいろいろの駅なので、興味を示してくれるか。


次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「3000系ダブルデッカー登場記念 甦る京阪電車の昭和時代」ABCアーカイブ・朝日放送制作企画 1997年 以下、You Tubeより)


(出典②「1980京阪時刻表」京阪電気鉄道株式会社編 1980年4月15日発行)