みなさんこんにちは。前回からの続きです。
三が日が明けたばかりのとある平日に、長女と「橿原神宮(奈良県橿原市)」へデート…もとい、お参りして来た際の道中記を、お送りしています。
大阪・阿部野橋から近鉄電車の観光特急「青の交響曲」に乗ること30分ほど。「橿原神宮前駅(奈良県橿原市)」に到着したところです。
駅名の通り、目的地の「橿原神宮」最寄り駅。
乗車して来た「南大阪線」と直通している「吉野線」、さらに、大和八木・奈良・京都方面への「橿原線」が結節している、県中南部のターミナル駅です。近鉄ホームページより。

複数路線が乗り入れているということもあり、改札内は広々とした設えなのですが、みやげ物屋やカフェ、飲食店やコンビニなどが軒を連ねているのが、この駅の特徴でしょうか。

駅構内図から。「南大阪・吉野線」と「橿原線」のホームが離れていることから、連絡通路を兼ねてのものです。奈良名産、柿の葉寿司のお店もありますね。
いま流行りの「駅ナカ」になるのでしょうが、ここは昭和の頃からある、歴史ある店舗街。独特の雰囲気があるので、来る度に楽しいもの。
同行の娘も、ショーウィンドウを覗いたりしてなかなかに、忙しい様子。

ところで、これほどの規模で、なおかつ歴史のある「駅ナカ店舗」と言うと、この駅以外ですと「京阪電車 三条駅(京都市東山区)」を、わたしなどはまず思い出します。以下、出典①。
この駅を含む区間は、1987(昭和62)年5月に地下化されたのですが、それまでは京都市内中心部の「鴨川」に沿って走るという、実に風情のある車窓でした。

狭いホームぎりぎりに、電車は引きも切らず出入りしますし、小さい頃に両親に連れられて訪れる度には、わくわくしたものでした。
ターミナル駅というのは、それぞれにやはり独特の雰囲気があって、大好きです。存在感が強いというのでしょうか、安心感があります。
そういったことで、姿を消して35年以上も経った「地上時代の京阪三条駅」と、おそらくは双璧を成す規模であろうと、勝手に?感じるこの「橿原神宮前駅」の「駅ナカ店舗」。
どおりで、なにか懐かしい気持ちになるなあと感じる次第です。雰囲気のあるものですし、これからも、残ってほしいと願うものです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「3000系ダブルデッカー登場記念 甦る京阪電車の昭和時代」ABCアーカイブ・朝日放送制作企画 1997年 以下、You Tubeより)
(出典②「1980京阪時刻表」京阪電気鉄道株式会社編 1980年4月15日発行)