NHK朝ドラ「舞いあがれ!」一週間を振り返る〜第14週「父の背中」前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。




昨年10月から放送がはじまった、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。

長崎・五島列島とともに、おらが街・東大阪がその舞台になっている作品です。


このドラマ、気づいたこと、印象的だったことなどを毎週、取り上げて述べてみようという企みを第1週からお送りしています。



先週、第13週「向かい風の中で」編は↑。

 


ところで年末年始には「舞いあがれ!」がNHKのあちこちで、フィーチャーされていました。

恒例の「NHK紅白歌合戦」では、主人公の岩倉舞役を演じる福原遥さんと、劇中で舞と交際している柏木君役の「Snow Man」目黒蓮さんが共演。福原さんは審査員としての登場でした。



そして、ドラマの主題歌「アイラブユー」を歌う「back number」も、特別企画で登場。




なんとびっくり、あの「高嶺の花子さん」まで披露するという、うれしい展開もありました。


審査員の羽生結弦さんが、マジで!と呟いていたのが聞き取れました\(^o^)/


これで、2022年は幕を閉じました。





そして新年。2日に放送された「舞いあがれ!お正月スペシャル」では「お好み焼 うめづ」で新旧の舞ちゃんが共演するという、なんとも楽しい放送がありました。



さらに、晴れ着姿の福原さんの後ろに「オリックス・バファローズ」の現行ユニフォームが!


劇中では「うめづ」にはないものですので、プロ野球好きとしては、ついついそちらに目が行ってしまいました。余談でした。



読売大阪朝刊特別版「よみほっと」2022(令和4)年12月25日付け 7面より。



それでは、第14週「父の背中」編(1月4〜6日)を振り返ることにいたします。


放送も新年に入り、いよいよ、物語りも半ばに差し掛かりました。

3日間の放送とは言えど、前後半に分けてお送りするほど、年始から内容の濃い週でした。



晴れやかな共演とは裏腹に、試練からの新年スタートになりました。

時は、2009(平成21)年春。
舞の父・浩太(高橋克典さん)が営む「株式会社IWAKURA」は、前年からのリーマンショックの影響が直撃し、深刻な経営危機に陥っていました。



そんな中。リーマンショックの到来を予想したという、カリスマ投資家として注目されている兄・悠人(関ジャニ∞・横山裕さん)が工場にやって来ます。


悠人は「IWAKURA」が個人企業だった頃から、
その環境を毛嫌いして、決して寄り付かなかったという設定。


街工場時代からのベテラン職人・笠巻(古舘寛治さん)や、結城(葵揚さん)とはもちろん顔見知りなのですが。この様子だと、おそらくもう長らく会っていなかったようです。




ところが、浩太が工場に入れたばかりの機械を一瞥するだけ。なんだか、嫌な予感がします。



訪問もそこそこに、父の浩太にも会わず工場を後にする悠人。しかし、なぜにわざわざ嫌いな工場へやって来たのか。


数日後、悠人は久々に岩倉家に帰省して来ました。浩太は、大変うれしそうなのですが…




ところが、悠人は浩太にこう持ち出します。

業績の回復も見込めない中、これを機会に工場を畳んではどうか。このために、わざわざ工場へ足を運んでいたことがわかります。



ただ、浩太はそれにまったく理解が出来ず。
従業員と力を合わせ、苦心しながらここまで大きくした工場を、手放すなど考えられないと。



しかし…これは、シビアです。

前回でも触れましたが、会社が拡大しても、飛行機部品を拵えるという若い頃からの夢を抱いて、あれほど従業員を大切にして来た浩太にとっては、ですが、悠人の投資家の視点からとしては、矛盾はありません。モヤモヤしますが。



結局、浩太と悠人は口論となってしまいます。
結果的に、互いに歩み寄ることが出来ませんでした。



ただ、その後の舞のひと言。
これは、わたしもそうなのではと思ったのですが、悠人は悠人なりに家のこと、工場のことを考えてのことではないかと。



意外にも、というと何なのですが、悠人は工場は嫌いではあるものの、浩太のそれに付随する情や思い、夢というものの存在自体を否定する様子は、ここまでありませんでした。

自分の生業からの視点、家族の一員としての視点。それゆえに、リアリストの悠人にとっても、実はこれは難しい局面ではないか、と感じました。第13週より。


さらに数日後。舞はこの危機を回避するために協力してほしいと、再び来阪した悠人に、相談を持ちかけます。



やはり、この状況では工場は手放した方が良い。悠人の生業の視点からすると、そうしか判断が出来ないと。


悠人はおそらくこれまで、仕事上で同じような事態に遭遇して来たからだと察したのですが、舞の気持ちも、これまでの話しを観ているとよくわかるので、大変複雑な心境になります。




そして、舞にこのひと言。残念ながら、これは正論なんやろうなあ…と、感じたのですが、舞は舞で、これからどうするのか。


悠人の肩を持つ訳ではないのですが、舞はここまで「工場を手伝う」と繰り返して来ました。ただ、30年以上も社長を勤めて来た浩太でさえもがいているさ中ですから、手伝う、というニュアンスでは、もうどうにもならないような。

ひょっとするとこれは、パイロットになるのか、本格的に工場に携わることになるのか、舞の今後の身の振り方に、大きくつながるような気がした場面でした。




その浩太は、新規の仕事の開拓に奔走する中、経理の古川(中村靖日さん)からリストラを行うように進言され、さらに無理を重ねてしまいます。ただ、これ以上人は切られへん、と。



そんな中、太陽光発電に使用する特殊ねじ試作の難題に、結城のアイディアが功奏します。



そのおかげで、試作品は取引先から合格を貰えることに。
本発注を受ければ、大規模な契約になるというので、光が差したように思えたのですが…



次回に続きます。

今日はこんなところです。