みなさんこんにちは。今日の話題です。
3日から放送がはじまった、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
長崎・五島列島とともに、おらが街・東大阪がその舞台になっている作品です。
このドラマについて特に劇中で気づいたこと、印象的だったことなどを毎週、取り上げて述べてみようという企みを、先週からお送りしています。
知らず知らずの間に、自身の意思を抑え込み、母の期待や意図に応えようとすることが、発熱の原因になっていることを知った3人。
祥子の取り成しで、めぐみは舞と離れ帰阪することに。第2週では、島での舞と祥子の二人暮らしがはじまりました。


そこで、祥子さんの一言。
これ、本当に大切なことだと感じます。

なにも、祖母から小さい孫娘に対して、というだけではなく、大人になったわたしたちにも、これはきっと言えることではなかろうかと、ふと考えさせられます。


学校が休みの週末。祥子がこの時期、精を出すびわの収穫を舞は手伝うことに。
ただ、せっかくカゴに集めたびわの実をひっくり返してしまった、祥子のこの一言もです。
やるやらない、出来る出来ないではなくて、まず自分はどうするのか、どうしたいのか?
失敗が怖くてやらないのではなく、失敗したら失敗したで、どうするのか?を考えて行動するのが大事だと、考えさせること。
そして、失敗は必ずしも悪いことではない。
失敗することはあれど、その後には幾らでも別のことが出来るではないか、それで良いではないかということを、あくまで舞の気持ちを尊重しつつ、自ら客観的な判断をさせようとする。
何と、いいおばあちゃんじゃないですか(泣)
少しずつですが、自分で考え、自分のことは自分で出来るようになり、自信がついて来た舞。

まるで、別人のような明るさ、積極さが溢れるその姿には、同じ週でも、月曜と金曜ではその表情がまったく異なることが印象的でした。
しかし、失敗することを恐れる舞に対して語った、祥子のこの言葉。
ところが、釣り人を船で送迎する段で失敗をしてしまった祥子。それに対して、舞が一言。
ここまで来れば、舞はもう大丈夫…と確信することが出来た、尊い、感動の場面でした。
ただ「舞の具合が良くなること=大阪へ帰ること」になるのですが…それはそれで、複雑な心境になります。
さらに、祥子と作ったびわジャムを同級生・一太(野原壱太さん)の家に届けたところで、急に産気づいた一太の母・莉子(大橋梓さん)。
助けを呼びに、祥子のもとへ全速力で走る舞。
ところが、これまで走ると必ず出ていた原因不明の熱は、出ることはありませんでした。
そして、舞が助けを呼んだおかげで、莉子が無事に出産した、一太の弟になる慶太の誕生を祝って作った大きな「ばらもん凧」。
一太に、揚げてみることを勧められるのですが
失敗を恐れて、最初はやらないという舞。
しかし、島のみなに助けられながら、自分の手で、凧を大空へ揚げることが出来たという情景は「失敗することを恐れなくなった」という、大きい成長を遂げた、五島列島での生活の集大成のようにも感じられました。
そして舞は、生まれ育った東大阪に帰って来ました。祥子や、島の人々とのかけがえのない経験と、大きな成長を果たして。
ところで、帰阪してからめぐみがしばしば思い出すという、島を離れた時の情景も当週では語られます。夫・浩太(高橋克典さん)と結婚するために、めぐみは大学を中退し、駆け落ち同然で家を出ていたのでした。
実に、14年の間にわたって、顔を合わせることが出来なかった二人。期せずして、舞がその計り知れないかすがいになっていることにも気付かされます。
経緯を聞いた舞には、その本音を語れた祥子。
二人で、わだかまりになっていた過去に、そして音信不通だった、長い年月のことについてもじっくり話しが出来ると良いのですが。
失敗しても、結果として雨降って地固まれば良いのだと、つくづく感じた第2週でした。
しかしここまでわずか10回の放送ながら、なんと気持ちが洗われるような…
そしていよいよ、大学生になった舞、福原遥さんが登場。
子役の舞ちゃんも、もう少し登場するようで、引き続き、楽しみに拝見したいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。