みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今春に開館したばかりだという「大阪中之島美術館(大阪市北区)」にやって来ました。
10月2日まで開催されていた、開館記念展「みんなのまち 大阪の肖像 第2期展」観覧がその目的です。リーフレットより。
近代大阪の足跡を、絵画や資料、モックアップなどで回顧するという企画展。戦後から昭和・平成に至る歴史の、さまざまなものが展示されているということで、楽しみです。

展示の目玉は「1970年代実物大工業化住宅 みんなのおうち」なる、こちら。積水ハウスが1975(昭和50)年に施工したという設定です。

当時の最先端技術を活用したものを再現しているのですが、お家の中も、その時代の生活スタイルが再現されているというもので、じっくり拝見しています。
板張りの寄せ木を組み合わせた床や、木目を活かした壁面も懐かしい!
お家の中の展示資料については、係の方に頂いたこの「温居さんちの中身」リーフレットから引用しています。

さて、廊下を進みますと、右手にはトイレ。
床面、壁面ともにタイル貼りだというのは珍しくはありませんが、それらもこの時期あたりから浸透して来たものだと言います。

そんな中でも特筆すべきなのは「水洗便所」のそれも「洋式便器」だということでしょうか。
調べてみますと、便器の生産・出荷量が和式を越えたのがちょうどこの頃だったそうですが、
これも今日では当たり前になっているタンク式も、最新型の商品だったとのこと。なるほど…

続いてはキッチンです。
なんと、自身が子どもだった頃の台所、そのものではないですか!タイムスリップしたよう。
あかん、この光景だけでうるっと来ました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。