懐かしの昭和時代が甦る!大阪中之島美術館「みんなのまち 大阪の肖像 第2期展」観覧記〜その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

少し間が空きましたが、今春に開館したばかりの「大阪中之島美術館(大阪市北区)」にやって来ています。



10月2日まで開催されていた、開館記念展「みんなのまち 大阪の肖像 第2期展」観覧がその目的です。

近代大阪の足跡を、絵画や資料、モックアップなどで回顧するという企画展。戦後から昭和・平成に至る歴史の、さまざまなものが展示されているということで、楽しみです。


展示の目玉は「1970年代実物大工業化住宅 みんなのおうち」なる、こちら。積水ハウスが1975(昭和50)年に施工したという設定です。

当時の最先端技術を活用したものを再現しているのですが、お家の中も、その時代の生活スタイルが再現されているというもの。


このお家を拝見しようかというのですが、こちらのリーフレットを係の方に頂いた…というところで、前回は終わってしまいました(汗)

居住しているのは「温居さん」の一家。


長く社宅住まいだった核家族の四人家族が、長男の小学校進学を機に、5年前の万博会場に近い「千里ニュータウン」に、念願の一軒平屋を新築した…という、こまかい設定。


世帯年収は250万円、購入価格は800万円(地代別)。だいたい、年収の3倍強ですね。

地代がどれくらいだったのかも気になりますが
千里は、万博の前から団地を中心に宅地開発が進められていたところ。都心にも近いことから当時、人気のニュータウンだったといいます。


そして、間取りはこちら。
4LDK、リビングを中心に和室や子ども部屋があるという、いまでは標準的なもののように感じます。今日のそれにつながるような、洋風を中心にしたモダンな設えだともわかります。


お家の内部やインテリアなど、新築された昭和50年代の設定がなされているのだとのこと。
展示資料の一覧も、これにはありました。

1970年代のいちばん最後に生まれたわたしとしても、そうなればきっと、実際に触れたもの、使っていたものが、あまたあるはず。


うわ〜これは楽しみです。
懐かしさで、感極まったりせんやろうか、というのはさておき、早速「温居さん宅」へお邪魔してみることにします。


まずは、見学ルート入口の勝手口から。



うわ〜これからして、もう懐かしい。
言わずと知れた「二槽式洗濯機」です。



この頃の電化製品、特に白物家電というのは、それぞれに愛称がつけられるケースが多かったようです。
これは「うず潮」。松下製品ですが、もちろんブランド名は「ナショナル」の時代です。


そうそう、こんなスイッチとつまみがありました。アナログさ満点ではありますが、個人的には自分でスイッチを入れる方が、間違いないので安心だったりする(苦笑)



強弱と、水流の巻き方を設定することで、洗濯物の素材に合わせた洗い方が出来るもの。
いまではオートメーション(←この言い方も古い!)ですが、実に簡単でわかりやすいです。

しかし、令和の今日まで、よく残していたなと早速ながら感心します。


次回に続きます。

今日はこんなところです。