イギリス・エリザベス女王陛下が逝去 追記編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。今日の話題です。



読売大阪夕刊 2022(令和4)年9月9日付け 7面(社会面)より。

現地時間8日、96歳で逝去されたイギリス・エリザベス女王について取り上げています。


長年にわたる功績のみならず、我が国との間で築かれた友好関係の歴史には、実に深いものがあるのだなと、連日の報に接して感嘆します。



女王が訪日されたのは1975(昭和50)年5月の一度だけ、ということに意外な感を受けたのですが、この時は夫君とともに、東京から京都、伊勢志摩方面を巡礼されたのだそうです。同朝刊 9月10日付け 18面(特別面)より。



そんな中、気になる記事を見つけました。

朝日大阪朝刊 2022(令和4)年9月10日付け 30面(社会面)より。



京都から伊勢神宮参拝、伊勢志摩に向かわれた際、その乗用の誉に浴したのは「近鉄特急」。

記事によると、内宮近くの「五十鈴川駅(三重県伊勢市)」に到着後、担当した乗務員を労い記念の革財布を贈呈された、とあります。


さらに、途中で交替した乗務員も居ることを知り、同じ記念の品を贈った…という後日談もあるそうです。




この時、乗用に供されたのは「スナックカー」の愛称で知られる「12200系」という、当時の最新型特急車両でした。先の読売夕刊より。



こちらの記事↑でも触れたことがあるのですが、女王のみならず、皇室の方々の乗用にも度々供されたという、名誉ある車両です。

残念ながら、昨冬に引退してしまい、記事にもあるオレンジと紺色という、近鉄特急を象徴する塗装も、この車両を最後に姿を消してしまいました。


いまから半世紀近く前のことですが、関西に住む人間には身近な存在の、近鉄特急に乗られたエリザベス女王。

そのようなエピソードをあらためて耳目にすると、そういったさりげない気遣いにも、お人柄が現れているのだろうなと感じます。


異国で、さらに別世界の方でしたが、イギリスとはまったくなんら関係のないわたしなどでも連日のさまざまな報に接するにつけ、なにかしらとても、寂しい気持ちになります。

それ以上にイギリス国民の方々、また、イギリス連邦の方々の、心情察するに余りあります。同朝刊 9月10日付け 19面(特別面)より。


ところで、このような記事も見つけました。
JRAの「エリザベス女王杯」。先の朝日より。

女王の来日を記念した牝馬限定の、秋の名物G1レースです(今年は11月13日(日)に開催)。
自身でも競走馬を多数所有し、競馬の国際的な発展に尽くされたことでも知られた方でした。
ここでも、我が国とつながりがありました。


さまざまな方面にわたり、あまたの功績を残された女王。どうか、安らかにお休みください。
心より、ご冥福をお祈りします。
同大阪夕刊 2022(令和4)年9月9日付け 1面。

今日はこんなところです。