阪急うめだ本店「鉄道模型フェスティバル2022」訪問記〜その27 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



先月、8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子を、シリーズでお送りしています。



今年のテーマが「阪急宝塚線」ということで、分割式のレイアウトに沿線各所の情景が再現されていました。楽しみながら拝見しています。

大阪府内に入りこちら、同線では主要駅のひとつ「石橋阪大前駅(大阪府池田市)」。



開業から長らく「石橋駅」でしたが、こちらも歴史の深い「大阪大学」のキャンパスが近接していることから、令和に入ってから改称されました(大学自体は豊中市に所在)。

駅前には長い商店街があり、このあたりでも活気ある地域だと言います。従って乗降客も多く営業列車はすべて停車するという規模です。


さて、レイアウトを観察していますと、直線で進む「宝塚線」に対して、別の線路がさらに分岐しています。
それも本線に当たる「宝塚線」に、複線のまま直通出来る配線だというのが目に留まります。


「石橋阪大前駅」から分岐しているのは「箕面線(みのおせん)」という支線です。グーグル地図より。


先日のこの記事↑でも触れたのですが「宝塚線」「箕面線」の前身は「箕面有馬電気軌道」という、路面電車規格の鉄道会社でした。

日本を代表する名湯「有馬温泉」(延伸は実現せず、手前の宝塚が終着駅となった)と、紅葉の名所、大滝で有名な「箕面」を当初は輸送の目的地にしていたことが社名から窺えるのですが、その分岐点であったのがこの駅でした。


現在では、両線を直通する列車は数えるほどに減少してしまったようですが、かつては、殊に行楽シーズンには、梅田からその箕面へ直通する列車が多数運行されていました。


会場に飾られていたこれもそのひとつで、箕面でホタル鑑賞イベントのために、車両に掲げられていたものだそうです。時代を感じます。


ところで、先ほどのものを航空地図に切り替えてみますと「箕面駅」にはもう山肌が迫っていることがよく分かります。
自然豊かな北摂の山々はもう、すぐ近くです。


そういったことで、駅の大阪側で「宝塚線」の複線に「箕面線」の複線がそのまま合流出来るという、どちらも主役級と思えるこの構造を見るにつけ、そういった経緯を想起します。


ところで、その分岐点すぐ東側で、昔ながらの幅狭な道路(大阪府道10号線)が跨いでいる、このシーンにも目を留めてしまいました。

電車や阪急バスもさることながら、雑居ビルに「池田泉州銀行」!ちょっとビックリします。いつもお世話になっておりますんで(笑)

次回に続きます。

今日はこんなところです。