開業100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」を巡り信貴山へ その20 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年5月で開業から100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」。


大阪・奈良府県境を成し、古くから霊峰として崇められていた「信貴山(しぎさん)」へ向かった鉄道網にまつわる歴史に触れるべく、現地を巡った訪問記をお送りしています。



ただいま、信貴山への東の玄関口「信貴山下駅(奈良県生駒郡三郷町)」です。


駅の西側に先月、開業100周年を記念してリニューアルされた、かつてここから信貴山へ登山していた「東信貴鋼索線」のケーブルカー。


車内は見学出来ませんでしたが、この時代を感じる無骨ながら、あたたかさを感じる車両、なんぼ見ていても飽きない代物です。

屋根もつけられたことですし、なおのこと大切に残ってほしい貴重な車両です。


ではここからは、ケーブルカーの代替として運行されている「奈良交通バス」に乗り込み、いよいよ「信貴生駒電鉄」が目指した、古くからの霊峰・信貴山へ向かうことにします。



先日の記事でも触れましたが、道路に転換されたケーブルカー廃線跡という、他に例を見ない異色の歴史を持つこの勾配を登って行きます。グーグル地図より。


車内はご覧の感じ。ターミナルの王寺駅前始発でしたので、便利なそちらから乗車する乗客が多いようです。


バスはのっけからエンジンを唸らせ、住宅地や県立高校、大学グラウンドなどを通過。

廃線跡からは離れて、ほどなく景色もこのように広がって来ました。さすがにケーブルカーが走っていたところです。


10分ほどしますと「ここからカーブが続く山道に入ります」と運転手さんから注意喚起のアナウンスが。一気に、緑に囲まれた山中へ入ります。


山道を右へ左へ走ることさらに10分ほど。道路脇のこの広い敷地にバスが入って行きました。


「奈良交通バス 信貴山停留所」に到着。

名刹「信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)」の最寄りは次の「信貴大橋停留所」ですが、わたしはここで下車。


この広い敷地は、バスの転回スペースとして用いられているものでした。登り便、下り便も同じ場所から発着するためです。


しかし、このバス乗り場…こうして見ますと、まるでプラットフォームのようにも見えます。



実はこの「信貴山停留所」、本題の「東信貴鋼索線」山上側の駅だった「信貴山駅」駅舎をそのまま活用した、バス待合室でした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。