みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年5月で開業から100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」。
大阪・奈良府県境を成し、古くから霊峰として崇められていた「信貴山(しぎさん)」へ向かった鉄道網にまつわる歴史に触れるべく、現地を巡った訪問記をお送りしています。

くだんの「生駒線」を乗り通して「王寺駅(おうじえき、奈良県北葛城郡王寺町)」に到着。

ホームは、終着駅らしい「頭端式(とうたんしき)」です。こじんまりとした雰囲気。

構内には2線。
交互に列車がやって来るダイヤのようです。


簡素な車止めに、錆びたレールと木製の細い枕木。いいですね、雰囲気があります。


行き止まり線路の向こうにある改札を出ます。

屋根続きの構内右手には、JRの改札がありました。
東西南北、すべての方角に鉄道網が巡らされているあたり、古くから交通の要衝です。
「生駒線」や「旧東信貴鋼索線」が開業するまでは、ここが信貴山への玄関口でした。
発着する4路線の中で最も重要な存在を果たしているのは「JR大和路線(関西本線)」。
頻発している「大和路快速」に乗ると、天王寺までは20分弱、JR難波へは「快速」で20分強。
さらに大阪駅へも直通で40分ほどで到達することが出来るということで、大変便利です。「JR難波駅(大阪市浪速区)」にて。2017年撮影。
そういえば「生駒線」から降りた乗客の殆どがこのJR改札へと連なって行きました。
ところで、駅の乗り換え案内には「田原本線」の文字がありました。
ここからさらに西へ「西田原本駅(同磯城郡田原本町、しきぐん・たわらもとちょう)」に向かう、同じく近鉄の一路線なのですが…
改札前の案内を見ますと「田原本線 新王寺駅」とあります。あれ?同じ近鉄電車の乗り換え駅なのに、なんで駅名が違うのというのですが…
次回に続きます。
今日はこんなところです。