遠出の旅再開!四国・香川ことでん沿線を高松ひとり旅〜その11 ことでんレトロ電車で仏生山駅へ② | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


先月はじめ、急遽頂いた連休に思い立ち、お四国の香川・高松へ「ことでん」沿線を巡った、久しぶりの遠出ひとり旅の様子をお送りしています。



「JR高松駅」に隣接している「高松築港駅」にやって来ています。
ここからは今回のひとり旅、最大の目的だった「ことでん(高松琴平電気鉄道)レトロ電車」お別れ運転に乗車することが出来ました。


令和の現在まで大切に残された、1926(大正15)年生まれという2両編成の、骨董品級の車両です。


それでは、臨時普通列車として仕立てられたこの列車で「仏生山駅(ぶっしょうざんえき)」へ向かうことにします。楽しみです。



グーグル地図より。
始発の「高松築港駅」を出た電車は「玉藻公園(たまもこうえん)」、高松城跡のお堀に沿って急カーブ。ことでんを象徴する車窓です。


いまの電車では決して見られない、簡素ながらも味わいある、懐かしい暖かみのある車内…
なのですが、超満員なので客席内はじっくり観察することは出来ず(苦笑)


この電車、運転室と客席の間は、パイプだけで仕切られているものでした。
路面電車では珍しくありませんが、普通鉄道ではおそらく、もうこの車両くらいでしかないものではないでしょうか。

そして、なんといってもたまらないのは、いまにも擦り切れそうな、重々しいモーター音。
「吊り掛け駆動」と呼ばれるものですが、こちらも、いまは絶滅寸前の貴重な走行方式です。


言葉で説明するのもなんですので、それでは、その「吊り掛け駆動」のモーター音をお聴き頂ければと、録画して参りました。
うまく貼れているかどうか… 太田駅発車。


太田駅〜仏生山駅。


太田駅〜仏生山駅。


「高松築港駅」から15分ほど。満員のまま、無事に「仏生山駅(ぶっしょうざんえき)」に到着しました。



前方に連結されていた、このツートンカラーの「120号」も、同じ大正15年生まれです。

現在の電車とはまったく異なる乗り心地、そして、身を振り絞り、唸るようなモーター音。
長年、鉄道ファンを自称して居りますが、久々に、琴線に触れるような乗車体験でした。


お名残り惜しいですが、最初で最後の、ことでんレトロ電車との出逢いでした。

長寿の車両というと、全国各地に点在してはいますが、戦前製、さらに大正生まれで現役となると、まったく想像もつかないものです。
さすがにここ10年ほどは、通常運行ではなく、イベントを中心にした運行だったそうですが…


さて、本線に出てから、再び進行方向を転換。
車両工場の奥へと入って行きました。

この後は、ここで有料の車両撮影会が行われたとのこと。そういえば、レトロ電車から下車したたくさんの人々が、改札から工場の入り口へと長い列を成していました。


営業車両としては、今日のさよなら運転が最後になるのですが、今後も、この仏生山車庫で入れ換え用車両として保存されるのだとのこと。

これからも動かせるようにしておく、ということなので、そのような取り組みをされることでんという会社は本当にすごいなと感心します。


次回に続きます。

今日はこんなところです。