みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月はじめ、急遽頂いた連休に思い立ち、お四国の香川・高松へ「ことでん」沿線を巡った、久しぶりの遠出ひとり旅の様子をお送りしています。
「JR高松駅」に隣接している「高松築港駅」にやって来ています。
ここからは今回のひとり旅、最大の目的だった「ことでん(高松琴平電気鉄道)レトロ電車」お別れ運転に乗車することが出来ました。
令和の現在まで大切に残された、1926(大正15)年生まれという2両編成の、骨董品級の車両です。
それでは、臨時普通列車として仕立てられたこの列車で「仏生山駅(ぶっしょうざんえき)」へ向かうことにします。楽しみです。

グーグル地図より。
始発の「高松築港駅」を出た電車は「玉藻公園(たまもこうえん)」、高松城跡のお堀に沿って急カーブ。ことでんを象徴する車窓です。

いまの電車では決して見られない、簡素ながらも味わいある、懐かしい暖かみのある車内…
なのですが、超満員なので客席内はじっくり観察することは出来ず(苦笑)

この電車、運転室と客席の間は、パイプだけで仕切られているものでした。
路面電車では珍しくありませんが、普通鉄道ではおそらく、もうこの車両くらいでしかないものではないでしょうか。
そして、なんといってもたまらないのは、いまにも擦り切れそうな、重々しいモーター音。
「吊り掛け駆動」と呼ばれるものですが、こちらも、いまは絶滅寸前の貴重な走行方式です。
言葉で説明するのもなんですので、それでは、その「吊り掛け駆動」のモーター音をお聴き頂ければと、録画して参りました。
うまく貼れているかどうか… 太田駅発車。
太田駅〜仏生山駅。
太田駅〜仏生山駅。



前方に連結されていた、このツートンカラーの「120号」も、同じ大正15年生まれです。
現在の電車とはまったく異なる乗り心地、そして、身を振り絞り、唸るようなモーター音。
長年、鉄道ファンを自称して居りますが、久々に、琴線に触れるような乗車体験でした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。