大阪モノレール 延伸への道!その34〜遂に始まった東大阪市方面への延伸工事!2021年9月 中編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

いよいよ、本体工事がはじまった「大阪モノレール」東大阪市方面への延伸計画。

 
 
今回は、延伸区間の大部分を占める東大阪市内のうち、北端部に当たる付近()から、その様子をお送りしています。出典①。
 
 
事業主である府から発表されている資料には、延伸区間(8.9km)の工事予定がありました。
 
基本的には、既設の「府道大阪中央環状線(中環)」と「近畿自動車道(近畿道)」に沿っての延伸ですが、なにぶんにも工事ははじまったばかりですので、まだ仮契約段階のものも見られます。出典②。
 

そのうち、この付近ではじめられているのはいずれも「支柱建設工事」。南北でいうと3、400メートルほどの短い区間ながら、3つの事業者によって行われようとしています。出典同。
 
 
では、冒頭部分から、南方向に進みます。
  
 
ここで「寝屋川(ねやがわ)」を渡ります。
一級河川で、鉄道の開業までは大阪市内中心部と、府内の北・中河内地域とを船運で結ぶ、重要な河川でした。

奥に控えている、大阪・奈良を分かつ「生駒山(いこまやま)」のふもとにある「野崎観音(大阪府大東市)」への「野崎参り」には、明治の中頃まで、この川に屋形船が数多く運航されていました。
 


YouTubeより。
その様子は、東海林太郎(しょうじ・たろう、1898-1972)の代表曲「野崎小唄」や、上方落語の枕にも登場する、由緒あるものです。


いまは、その面影はまったくありません。
 
 
その「寝屋川」を越えますと…出典①。
 
 
「寺島ポンプ場前」という交差点に出ます。
手前左右の地平道路が中環、高架が近畿道。
モノレールは、その合間に支柱が建てられることになっています。

ポンプ場は画面奥、赤いレンガの建物ですが、ここでこれらに直交する形で「JR西日本 学研都市線(片町線)」が立体交差しています。
この路線については、また明日の項で。

 
それでは横断歩道を渡って、中洲状になっている、上下線道路の合間、すなわちモノレール本線の支柱が建設される場所に行ってみます。

 
 
もともとここには、市が管理していた小さい公園がありました。
ただ、昼間でも人が居ない時にはフェンスが閉じられており、割りと厳重な管理がなされていたように、ここをしばしば通りがかる者としてはそのように感じていました。

 
 
ご覧の通り、業者さんの車両が留め置かれていたり、仮設トイレが設けられているだけで、作業の類はまだなにもなされていません。

支柱は、どのようにして出来るのでしょうか。
おそらくは、この幅には収まらないでしょうから、画面右側(東側)の中環南行きにはみ出す形になりそうです。

 
しかし、奥行きは結構なある公園だったのですね。北の端っこはもう先ほどの「寝屋川」堤防です。この直上を、モノレールが走ります。

(出典①「大阪府ホームページ」内「モノレール建設事務所・事業一覧→モノレールの仕事→概要→都市計画の概要→東大阪市域PDFファイル」)
(出典② 同「都市整備部 都市計画室 計画推進室→工事発注状況」)

次回に続きます。
今日はこんなところです。