みなさんこんにちは。前回からの続きです。
いよいよ、本体工事がはじまった「大阪モノレール」東大阪市方面への延伸計画。
今回は、延伸区間の大部分を占める東大阪市内のうち、その市北端部に当たる付近から、最初に起工された箇所の様子を、→から□方向へと辿りながらお送りしています。出典①。
3事業者による、モノレール本線の支柱建設工事が開始されたばかり(実際はこれから整地に入ろうかというところですが)の現地を巡っています。
市域の最北端から「寝屋川」を渡り、モノレールが沿って走ることになる「府道大阪中央環状線(中環)」と高架の「近畿自動車道(近畿道)」は、この「寺島ポンプ場前」という交差点に差し掛かります。

道路幅が広いので、それぞれの上下線の間は中洲のような状態です。その合間にある、市有地の公園として用いられて来た細長い敷地に、本線の支柱が建設されることになりました。
そこから反対側(南側)を望む。
手前に直交している高架は「JR西日本 学研都市線(片町線)」ですが、その奥の茂みに「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき)」が設置されることになっています。
JR高架の下から、モノレール駅予定地の様子。
こちらは、まだなにも手つかずのブッシュ状態ですが、先ほどの市有地よりさらに横幅は広く
取られていますので、余裕はあります。
ここに設置される、モノレール駅のイメージバースも公表されていました。
解説にもありますが、地上3階建ての構造。
バスやタクシーのプール場所も新設される他にも、東西方向に直交するJRとの乗り換え駅となる予定、とされています。出典②。
JR西日本ホームページより。
ここで乗り換えが可能になる「学研都市線」は
路線記号「H」、ラインカラーがピンクの路線です。
かつては「片町線」と呼ばれ、大阪近郊を走るのにも関わらず、沿線の開発が遅々として進まないがために、ローカル色の濃い路線でした。

快速列車も終日設定されるとともに、1997(平成9)年3月に開業した「JR東西線」を介して、梅田エリアの北新地・尼崎・宝塚・神戸方面へ直通列車が運行されるようになり、現在ではJR西日本の基幹路線のひとつに成長しました。鴫野駅(しぎのえき、大阪市城東区)」にて。
余談になりましたが、この「学研都市線」の「鴻池新田駅」との接続が可能になる、という次第です。
京橋までは10分、北新地や新大阪までは20分弱と、乗り換えでさらに便利になりそうです。
両側に歩道はあるにはあるのですが、右側(北側)には住宅地が迫っていて幅は狭く、このままでは、乗り換えにはちょっと支障がありそうです。
その途中には「府立城東工科高校」もあり、乗り換えルートにはなんらかの工夫が必要なように感じます。
約400mですと、徒歩10分は要しそうです。
イメージでは、JR高架に沿って、連絡の旅客用通路のようなものがあったりするのですが…
これも、気にはなる点でしょうか。
ということで、支柱建設という本体工事が本格的に始まろうとする様子を見て参りました。
市内でも工事が開始されたのはここと「近鉄奈良線」と接続する終着駅となり、また車庫が併設される「仮称・瓜生堂駅(うりゅうどうえき)」付近だけだとのこと。
沿線の工事の様子は、随時アップ出来ればと思います。ちなみに、完成は2029年だとのこと。
長い、長い工事は、いままさにはじまったところですが、長年待ちわびた地元民としては、着工されたことだけで、感慨無量です。
(出典①「大阪府ホームページ」内「モノレール建設事務所・事業一覧→モノレールの仕事→概要→都市計画の概要→東大阪市域PDFファイル」)
(出典② 同「→モノレールの仕事→1.概要→モノレール延伸事業 パンフレットPDFファイル」)
今日はこんなところです。