多扉車の元祖「京阪電車5000系」ラストランへ向かって〜その61「さようなら臨時団体列車記」⑩ | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今月4日の運転を以て、ついに全車両が引退した「日本初の多扉車(たとびらしゃ)」こと「京阪電車5000系」。

 

 
完全引退を前にした先月の28日、最後に残った第1編成(7両編成)を用いた、団体臨時列車が運行されました。幸いにも、この臨時列車に乗車出来た際の様子をお送りしています。
 
 
ただいま「淀駅(京都市伏見区)」、待避線の1番線に停車中。
 
トイレを兼ねた休憩中ですが、駅撮りのためにみなさん車外へ。がらんとした車内が、まるで別世界のようでした。13時26分に再度発車。
 
 
ではここからは…ギャラリー風にご覧ください。
 
 
 
「丹波橋駅(同)」でも、時間調整のために3分停車。発車案内は「団体」や「臨時」ではなく、どちらでも一貫して「回送」でした。
 
 
 
続く「龍谷大前深草駅(同)」では、8分も停車。後続の準急に道を譲ります。
 

いよいよ、旅も終わりが近づいて来ました。
この駅を、13時48分に発車。
 
 
そして、列車は「三条駅(同東山区)」へ。13時57分、2番線到着。
ただし、そこでいったん停車した後に、北側にある引き上げ線(5番線)に入線。
 
 
昨日の記事、運転時刻表(スタフ)にあった、内に記された、このアトラクション?です。本線ではないので、普段は営業列車が入ることはありません。貴重な体験です!
 
 
進行方向を替え、14時10分、予定通りに「三条駅4番線(下り大阪方面ホーム)」到着。
楽しかったツアーも、ここで終了です。
 
 
 
 
 
「回送」幕になった「5000系」。
多数のギャラリーに見送られながら、先ほど見学した「寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)」へと、回送されて行きました。
 
奇しくも、この団体臨時列車としての運用が、半世紀以上にわたって日常的に繰り広げられた「5000系最後の入洛」になりました。
歴史的な瞬間に立ち会えたことは、いちファンとして感慨深いものがあります。
 
 
 
 
地下の改札から、にぎやかな外へ。夏の陽射しが容赦ない暑さの、京都・三条でした。
 
 
コロナ禍という中で、このように、貴重な体験をすることが出来る、大変魅力的なツアーを催行してくださった、京阪電車関係者の方々には感謝しきりです。
楽しませて頂き、ありがとうございました。
 
 
特急列車のように目立たない存在だったのでしょうが、半世紀以上にわたって、ひたすら激しい朝ラッシュ輸送の先頭に立って来たことは、多大な活躍に相違ありません。

その功績は「まさに主役そのもの」だったのではないかと、小さい頃から実際に、数え切れないほどこの車系に見たり乗ったりした自分としては、そのように感じるところです。


そして、ラッシュ時間帯以外では、天井に収納していた座席を降下させ、他の車両と同じ座席数にするという仕組みも、昔から利用客に優しい京阪電車ならではのアイディアで、サービス精神の現れだったとも感じます。中之島にて。
 
 
 

 
 
長い間、本当にお疲れさまでした。
お世話になり、ありがとうございました。
 
今日はこんなところです。