阪急うめだ本店「鉄道模型フェスティバル2021」に行って来た〜その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


先日、9日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で行われていた「鉄道模型フェスティバル2021」を訪問した際の様子をお送りしています。



会場を入ってまずは、鉄道模型メーカー各社の新製品を順繰りに、気になるものを中心に拝見しているというところです。

前回に引き続いて「グリーンマックス」のディスプレイ展示から。



ありました、これを拝見するのがお目当てのひとつでした。
「京阪電車3000系プレミアムカー(3850形)」。


読売大阪朝刊 2021(令和3)年1月21日付け 27面(大阪市内地域面)より。


京阪では今年の1月31日から、この青色をまとった「特急専用車両3000系」に全席座席指定の「プレミアムカー」を連結するようになりました。「京阪カレンダー」より。



「プレミアムカーサービス」は、もうひとつの特急専用車両「8000系」では、2017(平成29)年8月からすでに開始されていました。

ただ、この青い「3000系」には「プレミアムカー」は連結されていなかったので、同じ特急列車でも、サービスが提供される列車・されない列車が混在していました。京橋にて。


「プレミアムカー」の人気が登場以来高いのにも関わらず、そういった不便さを解消するため、もう一方の特急専用車両「3000系」全編成(8両×6編成)にあたらしく製造した「プレミアムカー」を挟み込むことで、ほぼすべての特急列車で「プレミアムカーサービス」を提供出来るようになりました。

京阪特急にとっては、実に大きな出来事です。



早くも、その「3000系プレミアムカー(3850形)」が模型化されるということで、気になっていたのですが…

客用扉にあしらわれた、半月の模様。
客室内の、1×2人掛けシートも忠実な再現具合で、安心?しました。あとは塗装ですね。
これは、京阪ファンのはしくれとしては手にしてみたいもの。



さらに、京阪の車両を発見。旧塗装です!


盛大に?脱線しておりますが…

「関西初の通勤用冷房車」として、1969(昭和44)年に登場した「2400系」がありました。
この、丸みを帯びた顔つきは「卵形」とも称されるもので、昭和30〜40年代に京阪電車で登場した通勤型電車では標準的な車体でした。


ちなみに現在の「2400系」はこのような姿に。
平成に入ってすぐ、大規模な車体改修工事が施され、特に顔つきがまるで別の形式のように変貌してしまいました。



ただし、この車系最大の特徴である、屋根上の巨大な箱型の冷房装置は、現在でもそのまま。

鉄道車両の冷房化の過程で、まさに黎明期に登場したこの車両、最初期はこのような形状だったのかと、令和のいまでも体感することが出来るシロモノです。以上、枚方公園にて。


さらに、この車系のもうひとつの特徴というと
初期車に搭載されたパンタグラフでしょうか。
大柄な、菱形のそれが存在感を示しています。


この種類のものは現在でも、他社局やJRではよく見かけるものですが、京阪では、この初期車以降、完全新造の車両では、小型の下枠交差型(しもわくこうさがた)と呼ばれるパンタグラフを主に採用するようになりました(初期車のそれも、廃車発生品を利用して後年に下枠交差型へ取り替えられました)。枚方市にて。

菱形を採用するか、最新の下枠交差型を採用するか、この時期はその過渡期だったようです。
鉄道趣味的には、これも気になる進化です。


さて、ディスプレイにはさらに気になるものもありました。車両ではありませんが、ジオラマで使用出来そうな「高架下倉庫・店舗」。


ガードの下によくある光景ですね。
真上にはそのままレールを敷くことが出来る便利なものということで、ありそうでなかったものです。
いつかはジオラマをというのは、夢です(汗)

次回に続きます。
今日はこんなところです。