みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先日、9日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で行われていた「鉄道模型フェスティバル2021」を訪問した際の様子をお送りしています。
会場を入ってまずは、鉄道模型メーカー各社の新製品を順繰りに、気になるものを中心に拝見しているというところです。
前回に引き続いて「グリーンマックス」のディスプレイ展示から。


ありました、これを拝見するのがお目当てのひとつでした。
「京阪電車3000系プレミアムカー(3850形)」。
「プレミアムカー」の人気が登場以来高いのにも関わらず、そういった不便さを解消するため、もう一方の特急専用車両「3000系」全編成(8両×6編成)にあたらしく製造した「プレミアムカー」を挟み込むことで、ほぼすべての特急列車で「プレミアムカーサービス」を提供出来るようになりました。
京阪特急にとっては、実に大きな出来事です。


早くも、その「3000系プレミアムカー(3850形)」が模型化されるということで、気になっていたのですが…
客用扉にあしらわれた、半月の模様。
客室内の、1×2人掛けシートも忠実な再現具合で、安心?しました。あとは塗装ですね。
これは、京阪ファンのはしくれとしては手にしてみたいもの。


さらに、京阪の車両を発見。旧塗装です!

盛大に?脱線しておりますが…
「関西初の通勤用冷房車」として、1969(昭和44)年に登場した「2400系」がありました。
この、丸みを帯びた顔つきは「卵形」とも称されるもので、昭和30〜40年代に京阪電車で登場した通勤型電車では標準的な車体でした。
ただし、この車系最大の特徴である、屋根上の巨大な箱型の冷房装置は、現在でもそのまま。
鉄道車両の冷房化の過程で、まさに黎明期に登場したこの車両、最初期はこのような形状だったのかと、令和のいまでも体感することが出来るシロモノです。以上、枚方公園にて。
さらに、この車系のもうひとつの特徴というと
初期車に搭載されたパンタグラフでしょうか。
大柄な、菱形のそれが存在感を示しています。
この種類のものは現在でも、他社局やJRではよく見かけるものですが、京阪では、この初期車以降、完全新造の車両では、小型の下枠交差型(しもわくこうさがた)と呼ばれるパンタグラフを主に採用するようになりました(初期車のそれも、廃車発生品を利用して後年に下枠交差型へ取り替えられました)。枚方市にて。
菱形を採用するか、最新の下枠交差型を採用するか、この時期はその過渡期だったようです。
鉄道趣味的には、これも気になる進化です。
真上にはそのままレールを敷くことが出来る便利なものということで、ありそうでなかったものです。
いつかはジオラマをというのは、夢です(汗)
次回に続きます。
今日はこんなところです。