多扉車の元祖「京阪電車5000系」ラストランへ向かって〜その36 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

6月に引退が決定した、日本初、さらに日本最後となった「多扉車(たとびらしゃ)」こと、朝ラッシュ時に5扉を使用していた「京阪電車5000系」についてあれこれ取り上げています。

 
 
ただいま「中之島駅(大阪市北区)」です。

昨年12月に開催された「5000系登場50周年記念イベント」、その目玉「座席昇降実演観覧会」を拝見しようと、やって来ています。
 
 
留め置かれた「5000系」の、開かない「ラッシュ用ドア」の前に張り付いて待つことしばし。
ドアの向こうに見える、座席を昇降させる様子を目の前で見られるという、貴重な機会です。
 
それでは、その一部始終をご覧ください!
 
 
ブザーが鳴動するとともに、少しずつ座席が動いて行きます!
割と、モーターの駆動音がしました。

 
 
 
手前側の座席が目の前を通過。
背摺りと座面の間には隙間があるのですが、天井に収納する際、折り畳むためです。

裏面はこのようになっているんですね。 
  
 
 
 
これで、天井に座席が収納されまして「3扉車→5扉車」に変身しました。
その間、10秒ほどだったでしょうか。


毎日大阪夕刊 2020(令和2)年8月18日付1面。

ちなみに、座席を昇降させる場合には、すべての扉を締め切りにした上、運転室・車掌室から同時に昇降スイッチを入れないと動作しないようになっているそうです。
お客さんが乗っている時に誤作動などしたらえらいことになるので、普段は車庫内や終着駅などでこの座席昇降は行われているとのこと。

 
 
ホームに視線をやりますと、在阪局がテレビ取材されていたりします。テレビや新聞などで、ちょっとした話題になって居りました。
 
 
しかし、これは貴重な体験をすることが出来ました。先ほども触れたのですが、普段はなかなか見ることが出来ないものですし、なにより、ギミックのすごさに感心しきりで、実に目からうろこです。

 

 
大満足の「座席昇降実演」 でした。
この後は「5扉車」仕様で、臨時の区間急行として運行されたのだそうです。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。