みなさんこんにちは。前回からの続きです。
6月に引退が決定した、日本初、さらに日本最後の存在となった「多扉車(たとびらしゃ)」こと、朝ラッシュ時に5扉を使用していた「京阪電車5000系」について、あれこれと取り上げています。
ここは「中之島駅(大阪市北区)」。
昨年12月、デビューから50周年を迎えた「5000系」にまつわる、記念イベントにやって来ています。

普段、昼間には使用されない3番線に「5000系」が留め置かれていました。
こちらでその名も「座席昇降実演観覧会」という、この車系最大の特徴、天井に収納されている座席を上下させる様子を拝見出来るということで、大変楽しみです。
留め置かれていたのは、大阪方の先頭車両が「5605号車」の7両編成。
車番の末尾が「5」ということで、都合、この車系の第5編成に当たるものですが、これも先月末、ついに運用から外れてしまったようです。
最大で7編成が存在した「5000系」ですが、これで残っているものは、いちばん最初に製造された第1編成(1970年、川崎重工製造)のみとなってしまいました。守口市にて。

しばらくしますと「まもなく座席昇降をはじめます」とアナウンスが流れます。
いよいよ実演のはじまりです。
みなさん、思い思いの場所に陣取り、決定的瞬間を待ちます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。