みなさんこんにちは。今日の話題です。
過日から、書店ではいっせいに「時刻表3月号」が並びはじめました。
時刻表は毎月、あたらしいものが発売されているのは言うまでもないことですが、「3月号」というのは毎年、楽しみに購入しているものです。
というのも、春は「JRグループダイヤ改正」があるからです。
毎年この時期、あたらしくデビューする列車もあれば、姿を消す車両、路線がクローズアップされるのは、この時期ならではの恒例行事です。
殊に今年は関東方面で、新列車・新駅の開業などが相次ぐようです。
オリンピックも、間近に迫って来ましたし…
「東日本大震災」の影響で不通になっていた「常磐線(じょうばんせん)」が9年ぶりに全線復旧するというのも、大きなニュースです。
さらに、震災前に運転されていた「東京方面~仙台間」の直通特急が、それに加えて復活するということも興味深いものです。
ところで、今春のダイヤ改正では、この車両の引退も注目されているようです。
20年近くにわたって「東海道・山陽新幹線」で活躍して来た「700系」が、ついに東海道区間から引退するというもの。
「カモノハシ」という愛称で親しまれた、この愛嬌のある顔つきの「700系」も見納めです。
もともとは、1999(平成11)年に量産車がデビューした形式で、旧国鉄時代から残存していた、元祖新幹線「0系」や二階建て「100系」を次々に置き換え、一躍、「東海道・山陽新幹線」の主力車両となりました。
ただ、新幹線車両の技術革新というものは実に早いもので、以降の「N700系」シリーズが次々と登場し、そちらに置き換えられる形でついに引退の時を迎えることになりました(JR西日本の「山陽新幹線」区間では、「レールスター」に使用されている別の番台は残される)。
高速鉄道である「新幹線」車両ながら、先頭車両のこの顔つきを見るたびに、どことなくほっとさせられる感がありました。
私事にわたりますが、デビューの時期が自分が社会人になった頃とちょうど重なっていましたので、これに乗ってよく各地へ出かけたなと、若い頃の、数々の旅の思い出にふけってしまいます。
「700系」に最後に乗車することが出来たのは、昨年の秋でした。こちらもどうぞ↓
当ブログ
「初秋の筑前・筑後をひとり旅2019 その71」(2019年11月28日アップ)
https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12546616359.html
さまざまな想い出がある車両と、今年も惜別の時期になったのだなと、柄にもなくしんみりとした気持ちになります。
ですが、同時にまた「あたらしい出会い」もある時期ですから、そういった移り変わりというものをしっかりと記憶しておきたいと思います。
今日はこんなところです。