河内長野駅ホーム「近鉄最後の字幕回転式発車標」を見に行く その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

全国的に大変貴重な「字幕回転式行先標」が、1月30日に引退するという「近鉄電車 河内長野駅(大阪府河内長野市)」を訪問した際の様子をお送りしています。

 

 

その注目すべき「字幕回転式行先標」は、近鉄電車のホーム中央部に1つ、設けられていました。 

 

 

こちらがその現物です。現在では見慣れた、主流の「LCD式」や「LED式」とはまったく異なる、実にシンプルなものです。

 

 

「近鉄電車 河内山本駅(大阪府八尾市)」にて。

 

最近では見かける機会が少なくなった、それら「LCD」や「LED」より前に主流の、この「フラップ式(行き先、種別などを記した板がパタパタ回る仕組み)」からさらに一世代前という「機械の中にセットされている、フィルム製の字幕がくるくると回って表示を変えるもの」という仕組みのものです。

「近鉄最後」のみならず、大都市近郊ではおそらくは「日本最後」であろうという、大変貴重な存在です。

 

繰り返しですが、令和のいまのいままで、よく現存していたなと感心するものです。

 

 

この駅にこの表示器が設置されたのは1976(昭和51)年ということだそうで、40年以上前のしろものです。

 

よくよく観察してみますと、表示幕にはかすれやすれなどがところどころ見受けられます。

 

 

これを反対側から。

 

 

こちらも、観察してみますと実に年季が入っているなあと感じます。

 

 

やはり、経年は隠せないといいましょうか…

フィルム製の幕をテープで補修したような跡も見受けられます。

繰り返しますが、しかしよくこの現代まで残っていたなあと感心すると同時に、大切に扱われて来たのだなとも思えます。

 

 

それでは、この「表示標」について、もう少し探ってみたいと思います。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。