近鉄特急で令和最初の伊勢志摩を巡る その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

近鉄特急に乗って、令和最初の「伊勢志摩」を日帰り旅した際の様子をお送りしています。

 

 

ただいま、「大阪上本町駅(大阪市天王寺区)」です。伊勢志摩へ向かう、近鉄特急に乗り込もうかというところです。 

 

 

 

伊勢入りへは、この駅始発の「7時50分発 特急宇治山田ゆき(三重県伊勢市)」を選びました。

大阪から伊勢へは1時間40分ほど、そうすると午前10時前には現地に到着出来るので、時間的にはちょうどいい案配の列車でした。 

 

さて、時間は朝のラッシュ時のただ中。

列車が到着する度に、ホームから改札へ急ぐ通勤、通学のお客さんとは対照的ですので、なんだか普段とは異なる気分になります。

 

 

前回の記事でも触れましたが、くだんの「宇治山田ゆき特急」は、数年内に廃車が迫っている「12200系」という車両でした。

 

 

丸っこい顔つきに、新塗装化が進む中、長年親しまれた「紺とオレンジ」を身にまとったこの車両。

行先表示も、昔ながらの「方向幕式」のままです。わたしなどの年代はほっとします。

 

数年前までは、近鉄沿線では当たり前のように見かけた存在だったのですが、いまとなっては貴重なものになりました。 

 

 

 

ところで、この「宇治山田ゆき」の後部4両(12200系)の方向幕には「名張(なばり、同名張市)」の文字が。

 

この列車、もともとは、早朝に伊勢方面からやって来た列車なのですが、途中からは通勤・通学客の需要が多いために、大阪や奈良のベッドタウンである「名張駅」からは8両編成に増結されていたものです。

これの折り返し列車なので、名張で増結した編成を再び名張で切り離す、という運用が取られているようです。

そういったことで、観光利用だけでなく、「通勤特急」としての役割も大きいことにも、興味深いものがあります。

 

 

その「名張ゆき」の先に連結されているのが、伊勢方面へ向かう編成です。 

 

 

左側が旧塗装、右側が新塗装。 

側面から見ても、互いにイメージがまったく異なるものであることを感じます。 

 

 

 

前方に連結されていたのは、二階建て車両を連結している「ビスタカー」こと「30000系」という車両でした。

これが「宇治山田駅(同伊勢市)」まで行く編成になっています。 

 

幾度も乗ったことのある「ビスタカー」ですが、やはり、二階席からの眺めはたまらないものがあります。

 

 

ところで、その「眺望の良さ」が名物の二階席に対し、階下席はこのように「グループ席」になっているのも特徴でしょうか。

この「ビスタカー」は、昭和50年代前半の登場時から「観光特急」という位置付けがなされていたのですが、沿線に全国的に人気の観光地を抱える近鉄ならではの設備だなと感じます。

 

これは知っておれども、近くではなかなか見る機会がないので、見る度に気になって仕方ありません。 

 

 

 

 

 

先頭の1号車が指定されていました。赤いシートが目立つおしゃれな車内です。

ただし、がらがらですね。平日ですし… 

 

 

ではいよいよ、伊勢志摩へ向けて発車です。

果たして、どのような旅になるでしょうか。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。