みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「寺社仏閣と御朱印を巡る」と題して、その第3回目をお送りしています。
今回お参りするのは、京都市伏見区の「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」です。
さて、最寄りの「京阪電車 伏見桃山駅(同)」 を出て神社の方角へ向かいますと…高架の「近鉄 桃山御陵前駅(ももやまごりょうまええき、同)」があります。
ヤフー地図より。
このあたり、左から「京阪・近鉄・JR」と三つの路線と駅が入り交じっているのですが、いずれの駅にも共通しているのが「桃山」という駅名です。
この近鉄の駅名にもなっているように、近くには明治天皇の御陵「伏見桃山陵」があることがその由来になっています。そちらへも参拝してみたいところですが、また次回ということで…
では、せっかくなので?「桃山御陵前駅」の様子も少しばかり観察して行こうと思います。
この駅に発着しているのは「近鉄京都線」。
京都と奈良という二つの古都を結ぶ路線ですが列車によってはさらに先「橿原神宮前駅(かしはらじんぐうまええき、奈良県橿原市)」方面へ直通する便もあります。
京阪の駅は準急、普通列車のみの停車ですが、近鉄の方は急行列車も停車する駅です。
京都駅までは7駅、わずか10数分で到達することが出来ます。利便性の高いところです。
訪問したのは11月末の頃でしたが、早くも、沿線の「伊勢神宮」参拝の割引きっぷの案内などがありました。
令和になってはじめての年始を迎えるお伊勢さん…是非に参拝してみたいものです。
近鉄の駅を出ますと、この朱色の大鳥居が鎮座していました。迫力あります。
ちょうど七五三シーズンでしたので、着飾った親子連れの姿もたくさん見かけました。
私事ですが、そういえば、次女は来年やなあ…と思い出します。
指が入っているのはご愛嬌ということで(笑)
大鳥居を抜けてほどないところで、「御香宮神社」の表門に到着。
かつて、この近くにあった「伏見城」の大手門を移設したものだとのこと。どおりで立派な筈です。国の重要文化財に指定されています。
その表門の傍らには、これまた立派な石灯籠。
「寛政十二」とあるので、西暦では1800年。
徳川将軍は第11代家斉(いえなり)公、かの「伊能忠敬」がはじめて蝦夷地(現在の北海道)を測量した年に当たるそうです。
その横の、神社名を記した石碑には「昭和15年」との刻印が。
アジア・太平洋戦争がはじまる前年のこと、国内では、神武天皇の即位2600年を記念した「紀元2600年祭」が国を挙げて行われた年です。
「国家神道」が声高に叫ばれた頃、なにか関連があるのかも知れません。
ところで、この石灯籠ですが…
裏から見ますと、石の階段が取り付けられています。このようなものははじめて見ました。
それでは、この壮麗な表門をくぐり、境内に入ります。
次回に続きます。
今日はこんなところです。