初秋の筑前・筑後をひとり旅2019 その49 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先日、頂いた連休で福岡県、筑前・筑後地方をひとり旅した際の様子をお送りしています。

 

 

到着したのは「西鉄二日市駅(福岡県筑紫野市)」。特急の全列車が停車し、西鉄の中でも基幹となっている、主要な駅のひとつです。

ところでこの駅、駅名に「西鉄」を冠していると言うことなので… 

 

 

ヤフー地図より。

少し離れてはいますが、南側には「JR鹿児島本線 二日市駅」があり、これと区別するためでしょうか。

この両線、長い距離にわたって並行しているので、昔から競合関係にあります。 

 

 

ホームから連絡の陸橋に上がります。 

ここだけ見ても、比較的広い構内を持つ駅なのだなと感じます。 

 

 

さて、今日も時間はたっぷりあります。

そういったことで、せっかくなので行き交う列車を少し観察して行くことにしました。 

 

ちょうど、福岡市内方面への7番線に「普通列車」が到着。待避線に入って行きます。 

 

 

ほどなく「特急 福岡(天神)ゆき」が入線。

 

「特急」ではあるのですが、水色の通勤型車両でした。

それに主に用いられている「3000系」という車両ではないところ、朝のラッシュ時からの運用の都合でしょうか。 

 

 

ここに来て気づいたことなのですが、この通勤型車両の「特急」は「4枚扉」。 

 

 

反対方向(西鉄久留米・大牟田方面)にやって来た「急行」の車両を見ますと「3枚扉」

どうやら、最近になって導入された西鉄の通勤型車両は「4枚扉」が主力のようです。

 

しかし、これが混在しているというのは趣味的に興味深いものです。 

 

 

その「急行 小郡ゆき(おごおり、同小郡市)」が発車。

「小郡」は久留米と、ここ二日市の間にある、久留米・福岡市内圏への古くからのベッドタウンだそうです。

 

 

余談ですが「小郡」と聞きますと、かつてあった「山陽新幹線」の「小郡駅(現在の新山口駅)」を想起してしまいます。

ただし、山口県の方はもともと「吉敷郡(よしきぐん)小郡町」という町で、隣接する「山口市」との合併に絡み、「山陽新幹線」の「のぞみ号」停車に合わせて「新山口駅」と改称(2003年)され、町は2年後に山口市に合併されたという経緯がありました。

 

ということで、山口市と合併するまでは「新幹線の駅所在地が町だった」という、珍しい事例でした。

(出典「JTB時刻表」2003年3月号より)

 

 

余談になりましたが、再び陸橋へ戻ります。今度は「1番線」へ。 

 

 

この「西鉄二日市駅」からは、目指す「太宰府」へ向けて「太宰府線」という支線が分岐しています。

わずか3駅、総延長は2.4kmほどの短い路線ではありますが、あの有名な「太宰府天満宮」への唯一の鉄道アクセスになっています。 

 

 

日中は、おおむね15分おきで運転されているようですが、本線の「天神大牟田線」からの直通列車もあるということで、観光路線としての性格も高いようです。

 

 

その「太宰府駅」に近い「太宰府天満宮」は、新元号「令和」にまつわる地として、一躍注目を浴びることになりました。

西鉄の各駅にも、このようなポスターをあまた見かけるほどです。これは訪問が楽しみです。 

 

 

「太宰府線」が発着する1番線に降りて来ました。駅名標も、これはレトロなデザインですね。 

 

 

その1番線は、このように久留米・大牟田方面は行き止まりになっています。

「支線ならでは」という光景なのですが… 

 

 

隣の3番線に「太宰府ゆき」が入って来たではないですか。

 

 

「太宰府線」では、大部分は線内での折り返し運転がなされているのですが、ラッシュ時には「福岡(天神)駅」などから直通の列車が運転されているとのこと。次がその6両編成の「直通急行列車」でした。

 

配線上、福岡市内方面から来た直通の列車は、この駅で進行方向を変えて「太宰府線」に入線して行く関係上、ここで運転士と車掌は場所を入れ替わります。

 

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。