2020年春 近鉄名阪特急に新型車両「ひのとり」がデビュー! | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。

 

 

朝日大阪朝刊 令和元(2019)年8月31日付け 9面(経済面)より。

近鉄から、来春(2020年)に大阪・名古屋間で運行されている「名阪特急」に、新型車両「ひのとり」を導入するという発表がなされたという記事が掲載されていました。

 

 

こちらがその新型名阪特急「ひのとり」。おおーかっこいいですね。「80000系」という形式が与えられるそうです。

深紅一色(「メタリックレッド」というそうですが)のボディというのも、これまでの近鉄特急にはなかったものですし、大変印象に残ります。

 

 

前日付けで、公式プレスリリースが発表された近鉄のホームページを覗いてみました。

 

 

 

今回、あらたにデビューする「ひのとり」という列車愛称について。解説にあるように、気品さとスピード感を感じさせられるものです。

 

 

来春にデビューする編成は「6両編成のみ」だそうですが、その両端の先頭車は「プレミアム車両」になるとのこと。

座席の配列は「1席×2席」で、高い位置に客席を設けている「ハイデッカー構造」です。

 

 

これはかなり豪華な装備ですね。私見ですが、東北・北海道新幹線などで運行されている「グランクラス」の座席装備にも近いのではないかと思えるほどのものです。座席間隔は実に130cmと、日本の鉄道では最大級のゆとりがあるとのこと。

座席それぞれには「バックシェル」が付いていて、気兼ねなく座席のリクライニングを倒せるというのもウリのようです。

 

 

中間車両は「レギュラー車両」。こちらは「2席×2席」と、従来の車両と同じ配置ですが、こちらでもくだんの「バックシェル」が設置されている他、居住性はかなり良さそうに感じられます。

 

 

その他にも「ベンチスペース」なるフリースペース、また「カフェスポット」といった設備も設けられるとのこと。

後者などは個人的にはうれしいですね。

 

 

そして、この「ひのとり」に乗車する際の特急料金もすでに決定していました。

「大阪難波~近鉄名古屋間」で「プレミアム車両」では900円、「レギュラー車両」では200円、別途「特別車両料金」が必要になるとのこと。

 

「プレミアム車両」を利用した際の、乗車券を含む合計は「5,240円」になりますが、これでもまだライバルの東海道新幹線よりは2~3割は安いでしょうか。大阪南部、奈良方面からですと、名古屋へ行くには「新大阪から新幹線」ではなく、「難波から近鉄特急」というルートの方が所要時間の短縮や乗り換えの手間も省けますし、料金面でもまだまだアドバンテージがあると踏んだ価格設定なのでしょうか。

 

 

運行ダイヤも発表されていました。

デビューは来春3月14日(土)で、同日から「名阪特急」のうち、停車駅の少ない「甲特急」に3編成が投入されることになりました。

記事によると、同年度中には残りの8編成も続いて投入し、すべての「名阪甲特急」を「ひのとり」に置き換えるのだとのこと。

早く乗ってみたいものです。

 

 

となりますと、これまで「名阪甲特急」として活躍していた、こちらの「アーバンライナー(21000系)」の動向が気になるところです。

「アーバンライナー」は、昭和63(1988)年にやはりこちらも「名阪ノンストップ特急」専用車両として登場、以降、長年にわたって親しまれて来た列車なのですが、この度の新型名阪特急「ひのとり」デビューで、第一線からは退くことになりそうです。

 

製造から30年ほど経過している車両ではありますが、近年では車体改修工事も行われていることもあり、居住性はすこぶるすばらしいものがあります。そういったことでこちらの車両の活躍にも、まだまだ期待したいと思います。個人的には大好きな車両ですのでなおのこと…

 

今日はこんなところです。