阪急うめだ本店「鉄道模型フェスティバル2019」に行って来ました その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

先日、「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催された、夏の人気行事「鉄道模型フェスティバル2019」を訪れた際の様子をお送りしています。さまざまな展示があり、毎年楽しみにしているイベントです。

 

 

会場内をぶらぶらしていますと…お!今秋10月に発売予定の、人気鉄道模型「鉄道コレクション」の先行公開がなされていました。


「鉄道コレクション」は「トミーテック社」から発売されている鉄道模型シリーズなのですが、販売方法としては、模型店や家電量販店などで購入出来る「一般発売」のものと、「鉄道事業者限定発売」の二種に分けられます。

これらは、後者に当たる「限定」のものです。

 

 

発売予定なのは「能勢電鉄320型」と「北大阪急行(北急)8000形」。

 

 

「北急」は、「OsakaMetro御堂筋線」と相互乗り入れしている路線なのですが、今回、発売されるのは「先頭車+中間車2両」、「中間車2両」のセットだとのこと。中間車両の貫通扉の黄色がアクセントですね。

 

 

この「8000形」には「ポールスター(北極星)」という愛称が付けられていまして、デビューした昭和の終わり頃(昭和61年)としては、斬新なデザインでした。

現在でも通用するものだと個人的には感じるのですが、相互乗り入れしている「御堂筋線」の車両と比べて、シャープな外装、また内装も大変豪華な雰囲気なので、たまにこれに乗り合わせるとなんだか得した気分になります。

 

 

一方、「能勢電鉄320型」の方は、「未更新車」「更新車」の二種が発売になるとのこと。

「能勢電」は伝統的に、使用されている車両は阪急から譲渡されたものなので、見た目にはひと昔前の阪急電車そのものです。

車体に見えるリベット、客用窓の下のウインドウシル(車体強度を上げるための補強材)がいかめしい感じですが、雰囲気があります。

 

 

それから、今回の発売ではこれも目玉になるのでしょうか。

「阪急3300系」3両セット、「冷房改造車」「リニューアル車」の二種で発売されるとのこと。

 

 

向かって左側が「リニューアル車」、右側が「冷房改造車」です。

 

 

「リニューアル車」の方は、側面の客用窓の面積が大幅に拡大されているのがいちばんの特徴でしょうか。

大阪万博の前年、昭和44(1969)年に開業した「大阪市営地下鉄(当時)堺筋線」との相互乗り入れ車両として、その前の昭和42(1967)年から製造が開始されたもので、車齢としては50年を超える長寿車両ですが、いまなお第一線で活躍している車両です。

 

 

ところで、これらの新商品が展示されているディスプレイには、発売される商品を用いた「改造例」なるものもありました(ちょっと気が早い?)

 

 

その「3300系」、「320型」にちょこっと手を加えると、さまざまなバリエーションが楽しめるようです。

 

 

個人的には、この「3300系」の登場時の姿が懐かしく感じられます。

正面に二カ所ある行き先・種別の表示器はひとつだけに、それもサイズは現在のものと比べてひとまわり小さいもの。

 

 

屋根上を見ますと、平べったいベンチレーター(換気装置)が特徴的です。

個人的には、最新のデザインではなくまったく逆で、以前のそれに戻す改造を施すということに、大変興味深いものを感じます。

 

ところで、早い時期に車両の冷房化が進められていた阪急電車ですが、この「3300系」に関しては、「大阪市営地下鉄(当時)堺筋線」と相互乗り入れしている兼ね合いから冷房化は大幅に遅れ、デビューから10年以上経過した昭和56(1981)年からようやく冷房化がはじまったのだとのこと。

当時、地下鉄線内で冷房車を運行しようとすると、冷房装置から放たれる熱がこもることや、「冷房車と非冷房車が混在している」という状況を均一化するために、乗り入れ先の「堺筋線」の車両も冷房化が必要になる…などの理由があったためでしょうか。

 

 

発売される「鉄道コレクション」の他にも、「グリーンマックス社」からは、特注でこの「阪神電車1000系」も同時期に発売になるとのこと。

ラッピング車両ですね。秋の発売が楽しみになるラインナップでした。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。