社会実験BRT「いまざとライナー」の沿線を巡る その11 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年4月から、「OsakaMetro今里筋線」延伸計画区間の需要喚起や今後の工事の検討を目的に、「BRT(Bus Rapid Transit)」という、鉄道に匹敵する速達性、定時性を備えた方式により「社会実験」として運行が開始された、大阪市東部を南北に走る「大阪シティバス」の「いまざとライナー」について取り上げています。

 

 

「いまざとライナー」の始発、「地下鉄今里(大阪市東成区)」を出発。「大池橋(同生野区)」と、ここ「杭全(くまた、同東住吉区)」で途中下車しながら、沿線をあれこれと巡っています。

ここは「JR大和路線(関西本線)東部市場前駅(同)」。目の前のJRの高架の向こうには、「今里筋」と「国道25号線」が交差する「杭全交差点」があります。

 

 

ちょうど、赤い☆のところに当たります。ところで、この「東部市場前駅」の東側には、複雑に延びたたくさんの線路がありますが…

 

 

「今里筋」沿いのフェンスの向こうには、たくさんのコンテナが積まれています。

 

 

 

ここには、「JR貨物」の「百済(くだら)貨物ターミナル駅(同)」があります。

開設は「百済駅」として戦前にさかのぼるのですが、「JR大阪駅(同北区)」の北側にあった「梅田貨物駅」(現在は再開発途上の「うめきた」地域)を廃止するに当たり、その機能を「吹田貨物ターミナル駅(大阪府吹田市)」と合わせて移転させるべく、駅設備の拡張が行われ、以降は大阪の鉄道貨物取扱いの主要な拠点になっているところです。

 

線路にはなにも停まっていませんが、時間帯によっては貨物専用の電気機関車が停車している姿も見られるので、カメラを構える人の姿も見かけるところです。

 

 

さて、その「百済貨物ターミナル駅」の隣、「今里筋」沿いに、「いまざとライナー」の「地下鉄長居・長居西二丁目」ゆき停留所はありました。

先ほど、「大池橋」から乗車して来た同じ「いまざとライナー」の「あべの橋」ゆきは、車線の関係上ここには停車せず、交差点を右折した「国道25号線」上に停留所が設けられています。

 

 

ところで、この「杭全」という珍しい地名。大阪では、割と知られている「難読地名」なのですが…

由来を調べてみますと、「今川(注釈・いまがわ。当時、この周辺にあった河川。ここから南東に現在も存在する)の氾濫を防ぐため、杭を打ち、全て打ち終わったことに由来し、杭全になったと言われる。(他諸説あり)」とありました(出典・「Wikipedia#杭全」)。


地名というのは、やはりというか歴史のある奥の深いものなのだなと感じます。

 

 

 

この「杭全」停留所ですが、「大阪シティバス」の路線網の中でも、路線の重要な結節点のひとつです。

東西南北、さまざまな方面へのバスが発着しているのですが、その分停留所もなんと11カ所もに分散されていて、慣れていないとちょっと迷ってしまうほどです。

 

 

わたしは、さらに「いまざとライナー」で「地下鉄長居」方面へと向かいます。

「あべの橋」ゆきがここで分岐するので、ここからは平日の日中は20分おきの運行になります。

 

 

待つことしばし。たくさんのクルマにはさまれながら「地下鉄長居・長居西二丁目」ゆきがやって来ました。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。