社会実験BRT「いまざとライナー」の沿線を巡る その6 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

今年4月から、「OsakaMetro今里筋線」延伸計画区間の需要喚起や今後の工事の検討を目的に、「BRT(Bus Rapid Transit)」という、鉄道に匹敵する速達性、定時性を備えた方式により「社会実験」として運行が開始された、大阪市東部を南北に走る「大阪シティバス」の「いまざとライナー」について取り上げています。

 

 

ここは「今里駅(大阪市東成区)」。

「いまざとライナー」の北の始発駅です。

「今里筋線」の列車を下車し、たくさんの丁寧な案内サインと、わかりやすく整備されたルートで、地上の乗り場へと向かいます。

 

 

地上へ出て来ました。目の前を走るのは「いまざとライナー」が主役になる「今里筋」です。

さっそく、オレンジに彩られた専用車両が反対車線に見えます。「今里駅着」のバスです。

 

 

 

こちらの「今里駅」では、「いまざとライナー」のロゴが目に留まる、専用の乗り場が設置されていました。

「今里駅が終点の今里筋線をそのまま延伸させている」という意味合いもありますので、エレベーターで地下の改札階から上がった目の前にあるなど、利便性はかなり高そうに感じます。

 

 

乗り場には、大型の案内標識も設置されています。

 

 

先発、次発、次々発…と、主要バス停までの所要時間の目安も表示されるなど、わかりやすいものだと感じます。

 

 

独特だなと感じるのは、この「乗車時にもカードリーダーにタッチしてください」という一文でしょうか。

「大阪シティバス」の場合、運賃はどこからどこまで乗っても均一制(210円)なので、乗車時には交通系ICカード類をカードリーダーにタッチさせる必要はない(降車時にカードリーダーにタッチして運賃を支払うのみ)のですが、運行の目的が「社会実験」ということもあって、どこからどういった旅客の流動があるのか、詳細に調査を行なう必要があることからでしょう。

 

また、「OsakaMetro」と相互乗り入れしている他社線へまたがっての、交通系ICカードを利用しての乗り継ぎ割引は適用されないようです。

 

 

続いては、時刻表を確認してみます。「BRT1 長居ルート」と名称の付けられた「地下鉄長居・長居西二丁目(同住吉区)」方面ゆきのもの。平日日中は20分おき、それ以外では30分おきの等間隔でバスの運転はなされています。

 

 

そして、「BRT2 あべの橋ルート」「あべの橋(同阿倍野区)」方面のもの。こちらも、先ほどの「長居方面」と同様のダイヤが組成されています。この2系統、この「地下鉄今里」からはともに「今里筋」を南下し、途中の「杭全(くまた、同東住吉区)」までは同じルートで運行されているということで、都合、杭全までは「平日日中は10分おきの運転」がなされています。これは利便性が高いものだと感じます。

 

 

 

この「いまざとライナー」は、通常の路線バスと比べて速達性、定時性の確保を主目的にしている「BRT」ということで、停車する停留所も、おおむね1kmごとに設けられています。いわば「急行バス」という存在とも言えます。

 

 

そうこうしている間に、待っていた「10時03分」発の「地下鉄長居・長居西二丁目」ゆきが入って来ました。「長居ルート」に向かうバスです。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。