新緑の天王寺動物園と新世界をぶらり散策 その10 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年6月4・5日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先日の週末、家族で「天王寺動物園(大阪市天王寺区)」と「新世界」界隈を散策した際の様子をお送りしています。

 

 

さて、今回のお出かけの主目的は「動物園」なのですが…

 

わたしにとっては、どちらかというとこちらが主目的といいますか(笑)

「動物園」や「新世界」にアクセスするために経由した「OsakaMetro堺筋線 恵美須町駅(同浪速区)」に隣接している「阪堺電気軌道 恵美須町駅」にも立ち寄ることが出来ました。

 

 

周辺の位置関係はこのような感じです。

「阪堺電車 恵美須町駅」は観光名所「通天閣」のある「新世界」からほど近いところに位置しています。

 

「阪堺電車」は「大阪唯一の路面電車」として親しまれているもので、大阪方のターミナル駅としては、JR環状線やOsakaMetroでここから一駅東に行った「天王寺駅前」とともに、拠点となっている駅です。

 

 

駅の北側には、画像手前から奥に「堺筋(さかいすじ)」。

左右に「国道25号」が交差する「恵美須交差点」のたもとにあります。

ちなみに、この「堺筋」を奥へと進むと、大阪で一番の電気街「日本橋商店街」に入って行きます。

 

 

 

それでは、この「恵美須町駅」をあれこれ観察してみたいと思います。

 

小規模ながらも、ターミナル駅としての面目のある駅なのですが、訪問した際には、構内のお店ではシャッターが閉められていました。

そういうこともあってか、周囲の喧騒とはまったく異なり、実にひっそりとしています。

 

 

その一角には「まさに大阪!」というイラストを見つけました。

「通天閣」と、内部で飾られている幸福の神様「ビリケンさん」。

 

そして、なんと「近鉄バファローズ」のユニフォームを身にまとったキャラクターの姿もあるではないですか。

帽子にデザインされた、岡本太郎画伯による「猛牛マーク」もいまとなっては懐かしいものです。

「近鉄球団」も消滅して早や15年ほど、すっかり昔のことのように感じられます。

 

 

構内に入って来ました。行き止まり式の2面2線の駅です。

「阪堺電車」はワンマン運転なので、駅の構内には自由に出入りすることが出来ます。

見るに車内には乗客は数名のみ、ひっそりとしていました。

 

 

この駅の周辺には、先ほど訪問した「新世界」や、西日本随一の電気街「日本橋でんでんタウン」、また大阪では「十日えびす」で有名な「今宮戎(いまみやえびす)神社」があり、いずれへも簡単にアクセス出来る利便性の高いところに駅はあるのですが、それゆえひっそりしているのが不思議なくらいです。

 

 

時刻表を見ますと、日中は約20分おきの運転がなされています。

路面電車とはいえ、大都市圏内としては少ない部類のように感じます。

 

この阪堺の駅に隣接して「OsakaMetro堺筋線」の駅もあること、また徒歩圏内にある一駅南の「新今宮駅」ではJRや南海電車、OsakaMetro各線が乗り入れていることもあり、この駅に近い「新世界」一帯へは、そちらからのアクセスの方が便利、といった事情があるのではないのかと思われます。
それ以上に先ほども触れましたが、阪堺には大阪方にもうひとつ「天王寺駅前」というターミナル駅がありまして、多数の路線と接続していることから、現在ではそちらがメインターミナルとして機能していることもあります。

 

 

 

この「恵美須町駅」の歴史は古く、開業は明治44(1911)年だとのこと。

現在こそひっそりとしたたたずまいですが、公共の交通機関が充実していなかった当時では、やはり繁華街であった「新世界」に最も近い駅ということもあって、にぎわっていたようです。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。