「近鉄けいはんな線」新祝園までの延伸を京都・精華町が要望 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。

「天王寺動物園」と「新世界」をぶらぶら散策しているという記事をお送りしていますが、今日も引き続きまして、先日見つけた気になる話題をちょっと挟ませて頂きたいと思います。

 

 

ヤフーニュース(京都新聞配信)2019年6月25日付け より。

 

奈良との府県境に近い、京都府の最南端に当たる「相楽郡精華町(そうらくぐん せいかちょう)」議会が、そこからほどないところに位置する「学研奈良登美ヶ丘駅(奈良市)」が終点になっている「近鉄けいはんな線」を、同町の中心地である「新祝園(しんほうその)」までの延伸を要望する決議を可決したとのこと。

 

 

「新祝園駅」には「近鉄京都線」、そして「JR学研都市線 祝園駅」が隣接して設けられています。

さまざまな研究機関が集積している「関西学術文化研究都市(学研都市)」の最寄り駅でもあることもあって、近鉄側は急行停車駅になっており、京都、奈良方面への直通列車が頻繁に走る他、JR側では近鉄と比べて列車本数は少ないものの、大阪市内方面への直通列車が終日にわたって運行されるなど、要望にあるようにここまでの延伸が実現すれば、あらたな交通網の構築、そして「学研都市」へのアクセス向上にもつながるのではないかと感じます。

 

 

ただ記事にもあるように、近畿圏の鉄道網の整備などについて検討する場である「近畿地方交通審議会」では、「学研奈良登美ヶ丘駅」からの「近鉄けいはんな線」の延伸については、その「祝園ルート」と「高の原ルート(奈良市)」の2つが検討に上がっています。

 

 

それでは、まったくの私見を交えながら、ここでこの検討されている「2ルート」について、あれこれと視て参りたいと思います。

 

 

まずは、ヤフーの地図からこれら3駅の位置関係を見てみます。

 

先ほども触れましたが、この周辺は「京都・奈良の府県境」に当たるところで、「学研奈良登美ヶ丘駅」や「高の原駅」は「奈良市」に、「祝園駅」は「京都府相楽郡精華町」になります。

「近鉄けいはんな線」は、平成18(2006)年に「学研奈良登美ヶ丘駅」まで延伸された際、「近鉄東大阪線」から名称を変更した経緯があるのですが、その際に命名された「けいはんな」という名称は、その名の通り「京都・大阪・奈良」の略称です。

この2ルートの延伸計画は、割と古くからあったものなのですが、路線名において将来の延伸を考慮したものなのではないかと感じます。

 

 

毎度おなじみ「Wikipedia #学研奈良登美ヶ丘駅」より。

左側に近鉄の車両が、右側には相互乗り入れしている大阪市交通局(当時)の車両が発車待ちをしています。

 

ここからですと「生駒(いこま、奈良県生駒市)」や「長田(大阪府東大阪市)」を経由し、大阪のビジネス街「船場(せんば)」に近い「本町(大阪市中央区)」や、観光名所「海遊館」などの最寄り「大阪港(同港区)」、そして海底トンネルを経由して「コスモスクエア(同住之江区)」へ直通で至ることが出来ます。また、6年後の「2025年大阪万博」会場までの延伸で、万博へのメインルートとなる可能性が最も高い路線にもなりましたので、近年では沿線の開発も進み、利用客数も増加しているこれらの路線です。

 

 

特徴的なのは、この駅の東側の構造を見ますと、終着駅でありながら中間駅のような構造であること、つまり「延伸を考慮した構造になっている」ということでしょうか。このショットの反対側には山があるのですが、この駅の周辺では用地もある程度確保されているようで、延伸工事には大きな支障はなさそうに感じます。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。