令和元年の新緑を迎えて~近鉄電車で石切さんへ詣でる その6 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年5月9日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

あたらしい「令和」の時代がはじまるとともに、季節はすっかり新緑のそれになりました。

そんな中、近鉄電車に乗って、おらが街・東大阪の観光名所「石切さん」こと「石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」へお参りした際の様子をお送りしています。

 

 

自宅を出て40分ほど、「石切さん」最寄りの「石切駅」に到着しました。

 

 

訪問したのは、先日5日の「こどもの日」でした。

こちら大阪では、抜けるような青空が広がり、暑ささえ感じます。

 

 

ところで、この「石切」という地について少し触れておきたいと思います。

駅前にあった、観光案内図からですが…

 

 

大阪・奈良を分かつ「生駒山(いこまやま)」の中腹あたりに位置しているのがここ「石切」です。

そういったことで、大阪府側では山頂へ最も近いこの駅からは、生駒山上へと向かうハイキングコースが整備されています。

 

今回は行かないのですが、この生駒山頂(奈良県側になりますが)には、戦前から古い歴史を持つ「生駒山上遊園地」がありまして、奈良県側からは、生駒山をトンネルで抜けた「生駒駅(奈良県生駒市)」に隣接する「鳥居前駅」から「生駒ケーブル」で直接アクセスすることが出来ます。

 

 

それでは、目的地の「石切さん」へ向かうことにします。

ここからですと、15~20分ほど山道の参道を下ったところにあります。

その道すがら、さっそく気になるものを発見。

 

 

シャッターの一面に描かれた、夕景の「大阪平野」のイラストです。

 

ここは駅の近隣にある「ホテルセイリュウ」という、ご当地では老舗ホテルの案内所ですが、このイラスト、あながち決して誇張されたものではないものだと思えます。ここ石切近辺からの大阪平野の夕景、そして夜景の美しさは一見の価値があります。地元民としてはおススメです。

 

 

 

神社へ向かう道すがらには、さっそく歓迎の鳥居がありました。

「石切さん」まではまだまだ歩くのですが、これは雰囲気がありますね。

 

 

ここでまたまた気になる寄り道(スミマセン)。

乗車して来た「近鉄奈良線」のガードに、ついつい目が行きます。

 

 

石積みが実に味わいのある、ガード脇の支持部分です。

おそらくは、大正初期に開業した際に建設されたものだと思われます。

 

 

 

上下線それぞれ、一線ずつのプレート・ガーター橋構造です。

 

 

このガーター橋も、支え部分と同じく当時のものだと思われるのですが、塗装自体は近年(平成18年)に塗り替えられたことが、記載からわかります。塗装が見た目にはあたらしいものですが、ごつごつしたリベットや構造から、年代物だということが窺い知れます。

 

 

そこからしばらく進みますと、こちらにも気になるガードを発見。なかなか先へ進みません(笑)

 

 

支え部分が石造りなのは先ほどのガードと同じではあるのですが、興味深いのは上部がコンクリートで上積みされていることでしょうか。

 

 

大正初期の開業当初から使用されていた、小型断面の「生駒トンネル」を廃止し、大型車両が運行出来る、先ほどの「石切駅」から奈良県へ抜ける「新生駒トンネル」へ至る区間が開業した、昭和39(1964)年にこの区間では駅や線路の移転が行われました。

 

 

まったくの推測ではあるのですが、この「上積み」は車両、あるいは線路規格の大型化、線路切り替えに伴った改良工事の一環として行われたのではないかと思われます。

大正初期、そして昭和半ばにおけるこの路線にまつわる歴史を感じることの出来る、興味深い光景のように感じます。

 

次回へ続きます。

今日はこんなところです。