令和元年の新緑を迎えて~近鉄電車で石切さんへ詣でる その4 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年5月7日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

元号が「令和」に改まるとともに、すっかり新緑の装いとなりました。

そんな先日に「石切さん」こと、おらが街・東大阪の観光名所「石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」へ詣でた際の様子を、いろいろ寄り道しながらお送りしています。

 

 

さて、「若江岩田駅(わかえいわたえき、大阪府東大阪市)」から乗り込んだ「近鉄奈良線」の車中です。

 

 

途中の「瓢箪山駅(ひょうたんやまえき、同)」からは進行方向を北に変え、大阪・奈良を分かつ「生駒山(いこまやま)」の山裾を、山岳鉄道並みの「30パーミル(100m進むごとに30m登る)」という急勾配で進んで行きます。

都市間を結ぶ鉄道であるにも関わらず、このような区間があるのは全国的に見ても大変珍しく、趣味的にも興味深い区間です。

 

 

一つ目の勾配を登ったところで「枚岡駅(ひらおかえき、同)」に到着。

 

 

この先も、見るからにきつそうな勾配を登って行きます。

先ほどの「枚岡駅」と隣の「額田駅(ぬかたえき)」との間で、最大勾配「35.7パーミル」の箇所に差し掛かります。

 

 

ところで、正面から眺めていますと、頻繁に対向の列車とすれ違います。

 

大阪と奈良という大都市間を結ぶこの「近鉄奈良線」は、大阪方の終点「大阪難波駅(大阪市中央区)」からは「阪神なんば線」と相互乗り入れしており、乗り入れる阪神車両も、この急勾配に対応した装備がなされています。

 

 

ところで、車窓左手に目をやりますと…

ご覧のように、大阪平野が一望出来ます。これはいい眺めです。

「瓢箪山駅」から続くこの急勾配で、だいぶ山裾を登って来たことがわかります。

 

 

やはりというか、遠方からでも「あべのハルカス」の高層ビルはよく目立ちます。

天候の良い日には、なんと淡路島まで見えることもあるそうです。そういったことで、昼間のみならず、夜景も実に美しいこの区間です。

 

 

眼下のいろんなものに目が行くのですが、少し進むと画像中央付近の高架線上に、また別の鉄道駅を見つけることが出来ます。

 

 

この駅は「新石切駅(同)」と言いまして、同じ近鉄「けいはんな線」の駅です。

「けいはんな線」もこの「生駒山」を「生駒トンネル」で貫いて奈良県へ至っているのですが、地図を見ますとその「けいはんな線」はいま乗車している「近鉄奈良線」を「生駒トンネル」内で二度、立体交差しているのがわかります(地図中、青い☆の部分)。

トンネル内でのことなので、これを実見することは不可能なのですが、これもなかなか興味深い線路の敷き方です。

 

ちなみに「けいはんな線」は「OsakaMetro 中央線」と相互乗り入れしており、大阪市内中心部を縦貫、さらに大阪湾岸のベイエリアまでを直結しており「近鉄奈良線」の混雑緩和を目的のひとつとして建設された路線です。

 

 

ちなみに、こちらはその「新石切駅」から「生駒山」を望んだショット。もう目の前に、青い山肌が迫っているというところです。

 

 

「新石切駅」を出た電車から「生駒トンネル」開口部を望むとこのようなアングルです。

都合、トンネル真上の山裾を「近鉄奈良線」が通っているのですが、いま通過しているのがちょうどこの真上あたりになります。

 

「生駒山」はその標高は642mと、さほど高い部類の山ではないのですが、大阪市内からでもその姿ははっきり見られますし、このあたりまで来ると、実は結構、高い山やねんなあと感じさせられます。

山頂にさまざまなアンテナが建っているのもわかりますが、中にはテレビの受信塔もあり、重要な役割を果たしています。

 

 

さて、もう「石切駅」が見えて来ました。

列車の設定自体は少ないのですが、この駅を始発・終着する便があるために、駅の大阪方には片渡り式のポイントが設けられています。

 

 

 

駅構内はホーム2面、4線。ここで急行と接続するので、待避線側の1番線に入ります。

 

 

街中の平坦な「若江岩田駅」からはわずか12分ほどで、ここ「石切駅(同)」に到着しました。

この区間はそれこそ幾度も乗車したことがあるのですが、このように迫力ある、実に変化に富んだ車窓風景ですので、何度通っても興味深いものを感じます。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。