(ヤフーブログ 2019年5月6日アップ分)
みなさんこんにちは。前回からの続きです。
元号も「令和」に改まり、すっかり新緑の装いとなりました。
そんな先日に「石切さん」こと、おらが街・東大阪の観光名所「石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」へ詣でた際の様子を、いろいろ寄り道しながらお送りしています。
さて、クルマを停めた「ニトリモール東大阪」から歩くこと10分ほど、この「近鉄若江岩田駅(大阪府東大阪市)」にたどり着きました。
まだ午前中なのですが、すでに暑いくらいの陽射しを感じます。
ここでちょっと寄り道。高架の向こうの駅南西側には、多くの買い物客でにぎわう商店街があります。
高架化される以前、かつて、ここには通行量の多い踏切道がありました。
かつてあった踏切道から、地上駅だった頃の駅と線路跡を望む。
意外なことに、高架化からすでに5年が経過しようとするところなのですが、このようにまだ整備は進んでいないようです。
約5年前の同じ場所の様子(奈良方向を望んだもの)。
最初に奈良方面の線路が、そしてこちらの大阪方面の線路が高架化されたのですが、これはその直後のショットです。
この時点で線路は高架化されたものの、改札や駅設備は従来のものを使用していたので、かつての大阪方面へ向かう線路の上に、仮通路が設けられているのがわかります。
反対方向の大阪方面を望む。こちらも、まだ整備途中といった趣きです。
奈良方面の線路が高架化される直前の姿。
この時点では、両方向ともに地上線のままでした(平成21年4月撮影)。
工事の順序としては…
画像右端(北側)の空きスペースに、まず奈良方面への高架線路を建設→
その高架へ奈良方面への線路を移設→
移設後、この画像中央にある奈良方面への地上線の場所に大阪方面への高架線を建設して移設する
という、工法上、比較的時間を要するものでした。
10年後のほぼ同じ場所から。奥に「近畿自動車道」の高架が見えます。
この区間の高架化に当たっては、画像右側(北側)に高架化のための用地を捻出することが出来たので、北側に線路を移設するという形が採用出来たようです。近年、都市区間での鉄道路線の高架化工事では、そういった用地を確保することも容易ではない場合が多いので、地上線の真上に高架線を建設する「直上高架方式」が採用されることも多く見られます。
ここまで見て来た、未整備のこちら側の線路跡には、高架沿いにあたらしい市道が設けられることになっているようです。
この区間、上下線が高架に移設された際の記事はこちらもどうぞ↓
当ブログ
「近鉄奈良線 東花園~若江岩田間 上下線高架化レポート!その11」(2014年10月20日アップ)
https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477778333.html
さっそく?寄り道からはじまって恐縮なのですが、本題の現「若江岩田駅」にたどり着きました。
ここ数年で高層マンションも林立するようになり、駅前には市の行政機関も設けられるなど、東大阪の副都心となった「若江岩田」です。
昔を知る者としては、その変貌ぶりに驚かされます。
目指す「石切」は、ここから奈良方面へ6つ先の駅です。
その隣の「生駒駅」からは「奈良県」に入るという、府県境に位置する場所柄です。
高架のホームに上がりますと、目に入るのは、大阪・奈良の府県境に位置する「生駒山(いこまやま)」の青々とした姿です。
地元民のわたしとしては、「毎日、目にする母なる山」とも言える存在だと思っているのですが、同じ市内に住んでいても、このあたりまで来るとだいぶその山並みが近づくので、はたまた、実はこんな大きな山だったのかなどとも感じます。
これから乗車する「近鉄奈良線」は、この生駒の山裾を急勾配で登るのですが、それを半ばほど登ったところに目指す「石切駅」があります。
次回に続きます。
今日はこんなところです。