大阪モノレール 延伸への道!その15~東大阪市方面への延伸区間をたどる 平成31年4月編 その8 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年4月20日アップ分)

 

 

みなさんこんにちは。回からの続きです。

先月、路線延伸の事業計画が認可された「大阪モノレール」東大阪市方面への南進区間(なかんずく東大阪市内の区間)をたどるということをしています。

 

 

東大阪市域に入ったモノレールは、二つ目の新駅「仮称・荒本駅」に到着します。

市役所の反対側、画像では左側の「イオン東大阪店」の敷地にかかる形で、駅舎と軌道が設けられることになっています。

 

そういったことで、大阪府からの借地であるこの「イオン」は借地契約の終了する令和4(2022)年までに閉店し、建物一切を撤去した後に、これらモノレールの工事が進められることになります。

 

 

ところで、この「仮称・荒本駅」では「近鉄けいはんな線 荒本駅」と接続しています。

それでは、この近鉄駅まで歩いてみたいと思います。

 

 

「イオン」もといモノレール新駅が出来る場所を左手に見ながら東方向へ。

右側を走る道路は「中央大通」、その横には「阪神高速道路12号東大阪線」の高架が続きます。

その地下には「近鉄けいはんな線」が走っています。

 

 

このあたり、歩道の幅は十分な広さが確保されています。近年になって、きれいに整備されました。

沿道にはクリニック、コンビニ、チェーン店のホルモン焼屋や中華料理屋などが並んでいるなど、至便ではあります。

 

 

先ほどの「イオン」から歩くことわずか3分ほど。

早くも「近鉄荒本駅」の地下入り口が見えて来ました。

 

 

 

ここで接続することになる「近鉄けいはんな線」は、東大阪市内を東西に走る路線です。

さらに奈良県境にそびえる「生駒山(いこまやま)」をトンネルで抜け、関西学術文化研究都市に近い「学研奈良登美ヶ丘駅(奈良市)」までを結んでいます。

 

一方大阪市内方面へは、ひとつ西隣の「長田駅」から「OsakaMetro 中央線」と相互乗り入れしており、大阪城に近い「森ノ宮駅(大阪市中央区)」やビジネス街の「本町駅(同)」などを通り、大阪の人気観光名所のひとつ「海遊館」に近い「大阪港駅(同港区)」を経由、大阪湾を海底トンネルでくぐった「コスモスクエア駅(同住之江区)」まで行くことが出来ます。

 

 

ちなみに「コスモスクエア駅」からはさらに海底トンネルで先へ進み、昨年開催が正式に決定した「2025年関西・大阪万博」の会場「夢洲(ゆめしま)」まで延伸される計画がなされています。

 

モノレールの開業は万博までには間に合わないようですが、大阪・奈良のベットタウンと大阪市内のビジネス街、そして大阪ベイエリアを直結するこの二つの路線(総称して「ゆめはんな」という愛称がつけられている)との接続が図られるのは、実に大きな旅客流動の効果が期待されます。

 

 

ところで、この「近鉄荒本駅」の駅前には「近鉄バス」の「荒本駅前」停留所が設けられています。

 

 

ここ東部大阪では、東西軸には鉄道網が発達しているのですが、それに対して南北軸の鉄道網はかなり少ないのが特徴です。

そういったことで先月、全線開業した「JRおおさか東線」や、この「大阪モノレール」の東大阪市方面への延伸で、その南北軸の移動も便利になるのではないかと思われます。

 

 

ここを経由する「近鉄バス」は、「京阪電車 萱島駅」と接続する「萱島(かやしま、大阪府寝屋川市)」と「近鉄八尾駅(同八尾市)」とを結ぶ、比較的、長い距離の路線です。途中では「JR学研都市線 住道駅(すみのどうえき、同大東市)」にも乗り入れるルートになっていて、他にも同様のバス路線が設けられています。

 

先ほど触れたように、南北軸の鉄道網が貧弱な東部大阪においては、このバスが主要な移動手段になっていて、本数も割に多く設定されているのですが、ルートに当たっている府道は交通量も多く、定時性の確保という点では以前から大きな課題になっています。

 

 

それとは別にもう一系統、先ほど巡って来た「JR鴻池新田駅」へ向かう「15号系統」の路線もあります。ただし、近年では乗客減が著しく、本数もダイヤ改正ごとに削減されていて、ちょっと使いづらくなって来ました。

 

10年ほど前までは、日中でも20~30分おきに便の設定があったのですが、モノレール開業後は区間がかぶってしまうので、まだ先のことになりましょうが、こちらの系統の存続も気になるところです。

 

 

 

再び、モノレール「仮称・荒本駅」が設置される「イオン東大阪店」の前に戻って来ました。

ここからさらに南下するのですが、目の前には「阪神高速」の高架が。

モノレールは地上3~4階の高さから、画像中「赤い□」の方向へとこの「阪神高速」の高架を一気に乗り越えて行きます。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。