(ヤフーブログ 2019年4月19日アップ分)
みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年3月、路線延伸の事業計画が認可された「大阪モノレール」東大阪市方面への南進区間(なかんずく東大阪市内の区間)をたどるということをしています。
「門真市駅(大阪府門真市)」以南の延伸区間の大部分を占める「府道大阪中央環状線(以下『中環』)」から外れ、市街地のど真ん中を経由するというルートをたどる南進区間をたどって来ました。
東大阪市域に入って二つ目の新駅「仮称・荒本駅(あらもとえき)」が設置されることになっている場所に近づいて来ました。
住宅地の中を通過するルートから、片側二車線の道路へモノレール軌道は敷設されることになります。
上の画像では、左奥から右側へと膨らみカーブしながら進みます。
さて、「仮称・荒本駅」が設置される予定地付近にはこの「イオン東大阪店」があります。
もともとは、フランス資本の「カルフール東大阪店」として開業した店舗でした。
店内をローラースケートを履いた店員さんが走る回るなど、当初は物珍しさで多くの集客があったのですが、近年になって「イオン」があらたなテナントとなりました。個人的にはお世話になっているお店です。
そして、道路をはさんだところには「東大阪市役所」。
また、蔵書数では日本でも屈指と言われている「府立中央図書館」と、併設の「ライティホール」もあるなど、近年になって建設されたあたらしい施設が集積しているところです。これらへのアクセスも、モノレール新駅が目の前に出来ることで便利になることが期待されています。
そういったことで、従来営業している至近の「近鉄けいはんな線 荒本駅」との接続も図られることになり、あらたな交通の要衝になるであろうここ「荒本」です。
ところが、この「仮称・荒本駅」に関する駅前交通広場の計画図を見てみますと…
新駅の前後で線路が外へ膨らみ、カーブを描いている関係で、モノレール新駅と駅前広場が、先ほどの「イオン東大阪店」の敷地の一部にかかっています(上の画像、赤い□内)。
実際の状況ではこのような感じ。
赤い□の箇所に駅と軌道が設けられることになりますので、モノレールに関係する施設が「イオン」側にかぶってしまっています。
そういったことで、モノレール建設にともない、この「イオン東大阪店」は閉店し、そのために敷地を空けることになるようです。
こちらもどうぞ↓
「号外NET 東大阪 イオン東大阪店が閉店!?」(2019年3月25日アップ)
https://higashiosaka.goguynet.jp/2019/03/25/ionheiten/
いやー、しかしこれはちょっとショックです。
先ほども触れましたが、割に利用することのあるお店なので…
店舗は1・2階のみ(駐車場が3・4・5階)なのですが、多数の専門店が入っているので重宝していたのですが。
寝耳に水の話しだったので、びっくりしたのと残念な気持ちになります。
先ほどの「号外NET東大阪」の記事や、府議会でのモノレール関係の答弁などを調べてみますと、この「イオン東大阪店」の敷地はもともと府有地で、令和4(2022)年までの定期借地契約のもとで営業しているのだとのこと。
その契約期間が終了した後、取り壊して駅や軌道の工事に入るようです。
普段から割に賑わっているショッピングモールですし、なによりまだ建設されて20年も経っていないので、なんだかもったいない気もするのですが…しかし、借地ということなので仕方ないところでしょうか。
余談ですが、ここから少し南へ下ったところにあった「イトーヨーカドー東大阪店」(こっちもよく利用してましたが)も先日閉店してしまったので、これでは買い物に不便になるなあと、地元民としては別の不安に駆られてしまったりします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。