大阪モノレール 延伸への道!その10~東大阪市方面への延伸区間をたどる 平成31年4月編 その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年4月16日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先月、路線延伸の事業計画が認可された「大阪モノレール」東大阪市方面への南進区間(なかんずく東大阪市内の区間)をたどるということをしています。

 

 

現在の終・起点駅の「門真市駅(大阪府門真市)」から二つ目には「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき)」が設置される計画になっています。それでは参考資料を見ながら、新駅予定地の現在の様子を見てみたいと思います。

 

 

 

信号を渡り「大阪中央環状線(以下”中環”と略す)」の上下線、その中洲に当たる部分にやって来ました。

 

画面を左右に通るのは「JR学研都市線」

大阪市内の東のターミナル「京橋駅(大阪市都島区)」を起点に東方向へ、生駒山地の方向に路線を延ばしている路線です。

「京橋駅」から先は「JR東西線」を介し、「JR神戸線」や「JR宝塚線」と直通運転しているなど、近年では沿線の開発も大きく進んでいます。

 

その「学研都市線」と「中環」との交点に「モノレール新駅」が建設されることになっています。

 

 

先ほどのJR線ガードの北側、ちょうどこのあたりに「モノレール駅舎」が設けられる計画になっています。

現在は、市が管理している広場です。

 

やや南北に長細い敷地ですが、駅関連の施設はこの部分のみならず、車道の上にもはみだす形で建設されることになりそうです。

「全線高架式」だからこそ出来る構造と言えましょうか。

 

 

その広場の柵の間から北方向を望む。

塔のある白い、特徴的な形状の建築物が見えますが、これはここからひとつ北の新駅として計画されている「仮称・門真南駅(大阪府門真市)」近くにある、「鶴見はなぽーとブロッサム」という施設です。

「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」や「花き卸売市場」などが入居している人気の施設でもあります。

 

余談ですが、そこまでは現在では「京阪電車守口市駅(大阪府守口市)」から無料シャトルバスが運行されているのですが、モノレール開業後は新駅が目の前に出来るので、アクセス的には相当の向上が期待されています。

 

 

この「仮称・鴻池新田駅」には、あらたに駅前交通広場も設けられる計画になっています(モノレールは画面左右に走ることになる)。

 

 

その予定地は、計画ではJRのガードをくぐった南側、その左側当たりでしょうか。

現在では建築資材に関係する会社の敷地になっているようです。

 

 

さて、その「中環」と「JR学研都市線」との交点から東方向を望む。

高架線路はずっと続いているのですが、近くには肝心の駅の姿が見当たりません。

 

 

 

資料を見ますと、至近の駅は「JR鴻池新田駅」があるのですが、地図を見る限りでも、モノレール新駅予定地からは結構離れています。

その間、だいたい400mくらいはあるでしょうか。

 

 

 

それでは、新駅予定地から「JR鴻池新田駅」へ向かってみることにします。

開業後は「JR⇔モノレール間」の乗り換え経路になるものです。

 

 

JR線の高架沿いの道は、東西への車線が1本ずつ。

沿道には住宅が立ち並んでいるのですが、大型車も通行出来るものです。

ただし両側の歩道は見たところ1mほどでしょうか、このままでは少々貧弱なようにも感じます。

 

 

少し進んで振り返り、新駅予定地の「中環」と「JR線」との交点を望んだところ。

ようやくコンビニが一軒、見えて来ました。

 

 

そこからは郵便局、居酒屋さん、仏具屋さんなどが立ち並び、ようやく沿道は開けて来ます。

 

 

新駅予定地から歩くこと10分強、ようやく「JR鴻池新田駅」に到着しました。

現在は「普通列車」のみが日中、15分おきに停車する駅です。

 

ただ、新駅の予定地からは結構な距離があるなと感じますし、住宅地の狭い道路の歩道ですので、このままでは乗り換え客が移動するのには不便なように感じます。

 

 

そういったことで、参考資料にも「乗継経路の整備検討」の文字が見られます。

住宅密集地であること、また周辺の構造上、モノレールの線路を曲げてJR駅へ経由することは物理上難しそうですし、中環沿いでの新駅設置に落ち着いたものと思われますが、これは実は大きな課題ではないかと思えます。

 

 

まったく個人的な意見なのですが、JRの高架線路と、モノレール駅に付帯して建設される予定の駅前広場の間には、このように狭いながらも水路、少し進めば歩行者専用道路もあります。これをうまく活用出来れば、乗継経路の確保は方法はあるのかも知れません。

 

 

せっかくなので、JR駅からモノレール新駅とは反対方向、つまり東方向の様子も少し見てみたいと思います。

 

駅から続く高架の下には、たくさんのテナントが入っています。

この駅、そして「中環」を越える区間は、昭和45(1970)年に開催された「大阪万博」に合わせてあらたに「中環」が整備されるに当たって高架化されたという、築50年に迫る、比較的古い時期のものです。

 

 

 

この先には商店街、そしてそれに続いて、この周辺の核店舗である「イオン鴻池店」が立ち並ぶなど、繁華なところです。

それに対して、駅の西側には主だった商業施設は先ほどのコンビニ一軒くらいしか見当たりませんので、どちらかと言えば、こちら側にモノレール新駅があれば良かったのにとも思うのですが。

ただ、新駅の開業で人の流れも変わりますと、あらたな商業施設の設置も有り得ることでしょうし、そこはまだまだこれからのことになりそうです。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。