(ヤフーブログ 2019年4月17日アップ分)
みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月、路線延伸の事業計画が認可された「大阪モノレール」東大阪市方面への南進区間(なかんずく東大阪市内の区間)をたどるということをしています。
こちらは沿線の東大阪市から発表されている、モノレール延伸にともなう都市計画案の概略図。
市域内の総延長は約5km、その区間に3つの新駅が設けられる計画になっています。
東大阪市域に入ってほどないところ、「JR学研都市線」と直交するところに「仮称・鴻池新田駅」が設けられることになっています。
手前を左右に走るのは「府道大阪中央環状線(以下『中環』と略す)。
ここ以南の区間も、基本的にはこれに沿ってモノレールの高架軌道が敷設されます。
それでは、この「仮称・鴻池新田駅」からさらに南へ、延伸計画の区間をたどってみたいと思います。
まず、新駅から100mほど南へ下ったところ(青い☆部分)では…
その「中環」と「府道大阪石切線(府道168号線、画面左から右へ)」が交差する「河内寺島東」という交差点に出ます。
どちらも交通量が多い道路です。
「中環」上下線の間に設けられている、横断歩道を渡ったいわゆる「中洲」の部分の様子。
右頭上は「近畿自動車道 東大阪北インターチェンジ」の出口へのアプローチなのですが、計画上ではこの頭上あたりに高架軌道は進むようです。やや狭いところですが、一部は道路にはみ出す形になるでしょうか。
そこから北側、反対側(「仮称・鴻池新田駅」方面)を向いたところ。
こちら側には敷地は十分に確保されていますが、もちろんまだ一切手は付けられていません。
「河内寺島東」交差点からさらに南へ進んだ、「河内三島東」交差点付近。
「東大阪北インターチェンジ」出口へのアプローチ部分がさらに降下して来ています。
ここでも、横断歩道を渡って上下線間の中洲から。この中央部分に、高架軌道が設けられる模様です。
「中環」本線と「インターチェンジ」からのアプローチ部分が少しずつ離れることで、こちらでも十分な敷地のようです。
さらにその先には、たくさんのトラックが停車する駐車場がありました。結構、広い敷地です。
「中環」上り線(北行き、反対車線側)には、並行する「近畿自動車道」の真下と、その向こう側(ちょうどこの部分に当たる)には「大阪府中環東大阪休憩所」が設置されています。
後述するのですが、この周辺には東部大阪の物流の一大拠点「東大阪トラックターミナル」という施設があり、終日にわたり大型トラックの姿をあまた見かけるのですが、その利用者を対象にしたものです。
施設の文字通り「府有地」ですので、その広さも相まって用地の確保は容易なようです。
計画でももちろん、この真上をモノレールは通過します。
さらに南へ、こちらは「本庄口東」という交差点。
地図では「紫色☆部分」なのですが、ここから南の区間は、軌道は少し東へ振れているのがわかります。
先ほどの「大阪府中環東大阪休憩所」に続いて、「近畿自動車道 東大阪パーキングエリア」が地上に設けられているためでしょうか。
直進しないのは土地の所有者が異なるため(こちらは「nexco西日本」になる)なのでしょうが、この南北、縦に細長いパーキングエリアに沿う区間では、画像手前の「中環」真上に軌道は移るようです。
そのまま進みます(地図中赤い☆)。
「トラックターミナル入口」という交差点にたどり着きました。
先ほども触れましたが、先ほど通って来た駐車場にたくさん集結しているトラックが向かうのは、ここから左折した先にある「東大阪トラックターミナル」です。そして、次駅の「仮称・荒本駅」が徐々に近づいているところです。
この付近までは、モノレール高架軌道はたどって来たように「中環」沿いの空間、あるいはその真上に設けられる計画なのですが…
次回に続きます。
今日はこんなところです。