(ヤフーブログ 2019年4月15日アップ分)
みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年3月、路線延伸の事業計画が認可された「大阪モノレール」東大阪市方面への南進区間(なかんずく東大阪市内の区間)に注目して、そのルートをたどるということをしています。
前回に引き続き、沿線自治体の東大阪市から発表されたモノレール新線に関する資料から。
モノレール新線が走る区間に関係する、東大阪市内の全図です。
現状では事業計画が認可されたばかりなので、建設工事はおろか測量の類もまだいっさい行われていません。
ですが、気になる地元を走ることになる新路線。
先日、数日に分けてその沿線の様子を観察して来ましたので、ここからはその様子をお送りしたいと思います。
まずやって来たのは、モノレール新線が「東大阪市」に入るところ(地図中赤い☆)です。
標識通り、ここから先は「東大阪市」の市域に当たります。
画像手前には「府道大阪中央環状線(以下『中環』と略す)」と、その向こうには「近畿自動車道」の高架が見えます。
モノレールは基本的にこれら道路の間の敷地(草むらになっている場所)を高架で走ることになっています。
その草むらの中には「大阪府」と記された施設を発見。
ということは、この周りは府有地ということになりましょうか。これでは用地の確保も容易なように感じます。
そこから、反対側の北方向を望む。
この先は「大東市(だいとうし)」に入るのですが、ここから先は市境が複雑に入り組んでいるところで、さらに数百メートル進むと「大阪市鶴見区」、そして「門真市」と続きます。ちなみにモノレールは「鶴見区」と「大東市」は経由するものの、駅は設けられないことになっています。
この「東大阪市」市域に入ったばかりのところには「大阪府東部流域下水道事務所」と「鴻池水みらいセンター」という施設があります。
屋上には庭園があり、ちょっとした憩いの場になっているのですが、周辺には民家の類はいっさい見当たらない、街はずれの場所からスタートです。
それでは、新線が建設される「中環」に沿って南下して行こうと思います。
「下水道事務所」の正面門から少し進みますと、「中環」は川を渡ります。
「寝屋川(ねやがわ)」です。
奥には生駒の山々が見える一級河川なのですが、その生駒山地に源を発し、大阪市内へと流れる川です。
江戸時代には、大阪市内からこの川に近い「野崎観音(のざきかんのん、大阪府大東市)」へ参詣に向かう屋形船の往来で大変賑わったとのこと。その様子は、東海林太郎(しょうじ・たろう、1898-1972)が直立不動で唄う「野崎小唄(のざきこうた)」という歌で有名ですが、歌の中で出て来る情景と現代とはまったく異なるものです。
こちらもどうぞ↓
YouTube「野崎参り(東海林太郎)」
https://www.youtube.com/watch?v=kexCu-yFFBw
その「寝屋川」をわたったところで「中環」は「JR学研都市線」の赤いガードと直交します。
この場所にモノレール「仮称・鴻池新田駅」が設置されることになっています。
交差点の名称は「寺島ポンプ場前東」。
右下に少し建物の姿が見えますが、交差点を越えた向こうにある「大阪府寺島ポンプ場」がすぐ近くにあることからの名称です。
それでは、この付近にあらたに設置される予定になっている「仮称・鴻池新田駅」の現況を観察してみたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。