大阪モノレール 延伸への道!その8~東大阪市方面への延伸区間をたどる 平成31年4月編 その1 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年4月14日アップ分)

 

みなさんこんにちは。今日の話題です。

 

 

朝日大阪朝刊 平成31(2019)年3月20日付け 38面(社会面)より。

 

大阪郊外を半環状に路線を延ばす、日本最長のモノレール「大阪モノレール」で、その路線を現在の終着駅「門真市駅(かどましえき、大阪府門真市)」からさらに南の東大阪市方面へ、総延長8.9kmを延伸させる計画の事業認可が国土交通省から認可されました。

 

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当ブログ

「大阪モノレール 延伸への道!その7 東大阪市方面への南進事業が国土交通省から認可される」(平成31年3月26日アップ)

https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477881129.html

 

 

現在「大阪モノレール」は「大阪空港~門真市間」の「本線(21.2km)」、途中から分岐する「万博記念公園~彩都西間」の「彩都線(さいとせん、6.8km)」の合計28.0kmで運行されています。

 

 

これが開業しますと「大阪モノレール」は、兵庫県境に近い「大阪空港(伊丹空港)」から北摂の中心地「千里中央」、この「万博記念公園」などを経て、東部大阪まで路線を延ばすことになります。

総延長30km超の路線となるとともに、東西軸に延びている他鉄道路線とも接続することで、広域な鉄道ネットワークの構築が大きく期待されます。

 

 

ここからは、大阪府からすでに発表されている資料から拾ってみます。

延伸区間は「門真市~瓜生堂(うりゅうどう。仮称、大阪府東大阪市)」間。「門真市駅」までの区間と同じく、原則的には「府道大阪中央環状線(以下『中環』と略す)」に沿って軌道が敷設される形態になるようです。

 

(出典)

大阪府ホームページ「大阪モノレール延伸事業」

http://www.pref.osaka.lg.jp/toshikotsu/osakamonorail-enshin/index.html

 

 

延伸区間では、

「門真南駅(かどまみなみえき、大阪府門真市。OsakaMetro 長堀鶴見緑地線と接続)」

「鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、大阪府東大阪市。JR学研都市線と接続)」

「荒本駅(あらもとえき、同。近鉄けいはんな線と接続)」

「瓜生堂駅(うりゅうどうえき、同。近鉄奈良線の新駅と接続。今計画での終着駅)」

が新設されることになっています。

 

これら新設されるすべての駅で、他鉄道路線と接続することになっています(駅名はすべて仮称)。

 

ちなみに、「近鉄奈良線」と直交する位置で終点となる「瓜生堂駅」には現在「近鉄電車」側の駅がないため、このモノレール新線開業に合わせて乗換駅の「瓜生堂駅」が新設される計画になっています。

 

 

続いては、延伸区間の多くを経由する「東大阪市」から発表されている資料について見てみます。

昨夏、モノレール延伸に関して地元で開催された都市計画策定のため行われた説明会で公表、使用されたものです。

 

出典)

東大阪市ホームページ「大阪モノレール延伸に伴う都市計画に関する説明会を開催しました」(2018年7月23日付け)

リーフレット【東大阪市域】

https://www.city.higashiosaka.lg.jp/cmsfiles/contents/0000022/22880/minami.pdf

 

リーフレット【門真市・大阪市・大東市域】

https://www.city.higashiosaka.lg.jp/cmsfiles/contents/0000022/22880/kita.pdf

 

説明資料(東大阪市決定抜粋)都市計画素案

https://www.city.higashiosaka.lg.jp/cmsfiles/contents/0000022/22880/setumei.pdf

 

 

これによりますと、今後のスケジュールとしては…

その昨夏の説明会などを経て、先月に都市計画が決定・国土交通省から事業認可が下りたというところ。

今後は①用地測量・境界確定→②物件調査・用地買収→③モノレール工事

という流れになるようです。工事着工は2019年度内に開始されるということなので、もうすぐにでも工事がはじろうかというところです。

 

 

それでは、あらためて延伸区間の計画についてさらに細かく見てみます。

 

総延伸区間は約8.8km。経由地は「門真市・大阪市鶴見区・大東市(だいとうし)・東大阪市」の4市にまたがっています。

ただし「鶴見区」と「大東市」は経由するものの、駅は設置されないことになっています。

それにともない、各自治体で道路の幅員や設備の変更などが必要になるため、同時に都市計画の変更がなされたという次第です。

 

 

続いては、延伸される区間の概要を地図で見て行くことにします(左が北)。

 

 

現在のモノレール終着駅は「門真市駅」、「京阪電車本線」と接続しています。

駅の南側には、折り返し線を兼ね、延伸を考慮して線路が数百メートル先まで延びています。

これをさらに先へ延ばす形で新線は建設されます。

 

 

「中環」に沿って南下すると、一つ目の新駅「仮称・門真南駅(同)」が設置されます。

「OsakaMetro 長堀鶴見緑地線」の「門真南駅」と接続するのですが、大阪でスケートの大きな大会が行われることの多い「なみはやドーム」や「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」も隣接しており、そちらへのアクセスも向上することが期待されています。

 

 

さらにしばらく南下しますと「大阪市鶴見区」と「大東市」の市域をかすめるように通り「東大阪市」の市域に入ります。

同市域内の路線延長は約5kmほど、新駅は3つ設置されることになっています。

 

 

市内に入って最初の駅は「仮称・鴻池新田駅」。

「JR学研都市線」と直交するところに新駅が設置され、それと接続することになっています。

 

 

さらに南下。途中で東へ折れたところで「仮称・荒本駅」が設置されます。

「東大阪市役所」の真ん前に駅が設けられます。

路線が迂回しているのは「中環」をそのまま南下したところでは接続駅がないため、東側にある「近鉄けいはんな線 荒本駅」と接続させるためです。

 

 

「荒本駅」を出ると、再び「中環」沿いに路線は戻ります。

途中からはこちらも新設の「仮称・瓜生堂車庫」の横を通り、終着の「仮称・瓜生堂駅」に到着するという計画です。

 

「中環」はさらに南へと延びているのですが、今回のモノレール延伸計画はここまで。

さらに南、大阪湾岸の堺臨海工業地帯へと路線を延伸させるという、実に壮大な構想はあるのですが、まだ具体化はしていません。

 

 

「東大阪市民」としては、市内にあたらしく駅が3つも設けられるということで、実に驚きでもありうれしいことです。

利便性もかなり良くなるでしょうし、期待が高まるところなのですが、次回からは都市計画の地図に沿って、東大阪市内に延伸される区間をたどってみたいと思います。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。