開業から10周年「阪神なんば線」開業前後を振り返る その7 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年4月11日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先月20日、開業から10周年を迎えた「阪神なんば線」の開業初日、沿線を巡った際の様子をお送りしています。

 

 

続いてやって来たのは「阪神尼崎駅(兵庫県尼崎市)」です。

「阪神本線」と、この日より開業した新線区間(「西九条~大阪難波」間)を合わせて「西大阪線」から「阪神なんば線」と改称された二線が接続する、阪神電車の中でも重要な交通の要衝となりました。

 

さまざまな列車が行き交うようになったこの駅で、じっくりと列車を観察してみようと思い、戻って来た次第です。

 

 

この駅の神戸方(西側)には、車両基地から続く留置線が何本もあります。

本線系統ではもう現在では姿を消した、クリーム地に朱色という「赤胴車(あかどうしゃ)」がまだまだ現役で活躍している頃でした

(支線の「武庫川線」ではいまも現役です)。

 

 

今回の「阪神なんば線」開業と、それに合わせて開始された「阪神・近鉄相互乗り入れ」においては、この「阪神尼崎駅」を境に「近鉄奈良線」への直通列車が多数、終日にわたって折り返すダイヤに改められました。

 

 

そういったことで、この駅から神戸方面へは、乗り入れている近鉄車両を含め、さまざまな会社、さまざまな形式の車両がやって来ます。

さっそくですが、ここは阪神線内なのですが、留置線に並ぶのはいずれも近鉄車。

いまではすっかり見慣れた光景になりましたが、当時としては大変衝撃的なものでした。

 

それでは、ホームの先端から行き交う列車をしばらく観察してみたいと思います。

 

 

 

しばらくしますと、そのうちの一編成が入線して来ました。

折り返し「近鉄奈良線」へ直通する「準急大和西大寺ゆき(奈良県奈良市)」ゆきに。

 

 

その空いた留置線に、続いて尼崎止まりの列車が入線して来ました。

 

 

それと同時に、腰下が青色の本線普通列車が近づいて来ます。

見た目通り「青胴車(あおどうしゃ)」という、普通列車専用の車両です。

 

 

その「普通列車」の入線に遅れることしばし。

先ほどの「準急」に続いて「普通東花園ゆき(大阪府東大阪市)」が留置線から出て来たのに続き…

 

 

「山陽姫路駅(兵庫県姫路市)」からの「直通特急阪神梅田ゆき」がやって来ます(山陽車です)。

そういったことで都合、このようにしてこれら三列車が接続するという便利さです。

よく考えられている構造だと感心します。

 

 

留置線には、次々と折り返しの車両が入線して行きます。

今度は、この駅まで10両編成で運行されて来た「快速急行三宮ゆき」から切り離された、増結用の4両編成です。

方向幕は「回送」ではなく「快速急行」のままというのも興味深いものです。

 

 

 

そうこうしていますと、今度は「快速急行奈良ゆき」が接近して来ます。

「阪神三宮駅(神戸市中央区)」からやって来た列車ですが、わたしにとっては、地元の電車として見慣れた朱色の「近鉄車両」です。

府県境を越えたここ「尼崎駅」で、ついぞこの車両の姿を見られるとは。当時としては、本当に興奮ものでした。

 

 

ここで気付いたことがあるのですが、正面や側面の行先表示器を観察していますと、ここ阪神線内での表示は青地の「快急 奈良」。

 

 

それに対し、近鉄線内では赤地の「快速急行 三宮」という表記。

同じ「快速急行」でも、それぞれの会社線内では、書体もデザインも異なる、従来からの独自の表記が使用されているということにも興味深さを感じます。

 

それでは、この「阪神尼崎駅」でもう少し、行き交う列車を観察してみたいと思います。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。