開業から10周年「阪神なんば線」開業前後を振り返る その5 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(ヤフーブログ 2019年4月10日アップ分)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先月20日、開業から10周年を迎えた「阪神なんば線」開業初日に沿線を巡った際の様子をシリーズでお送りしています。

 

 

さて、新線区間の初乗りを終えてやって来たのは「阪神三宮駅(現在は神戸三宮駅、神戸市中央区)」です。

この日からあたらしく開業した「阪神なんば線」を介して直通運転が開始される、この新路線開業の「最大の目玉」とも言える「神戸・奈良間直通の快速急行」一番列車に乗車しようと、この駅までやって来ました。

 

 

先ほど通って来た「阪神尼崎駅(兵庫県尼崎市)」でも見かけたものですが、この駅でも案内表示に「奈良」という文字。

それに加えて「名古屋・伊勢志摩方面」というものも見られます。

 

後者の方面への定期直通列車は設定されてはいないものの、阪神と近鉄両社のレールが一本につながったことを強く印象付けられるものです。

 

 

ホームで待つことしばし。「快速急行 奈良」と案内表示された一番列車が、ゆっくりと入線して来ました。

阪神車両の充当でした。ついにいよいよという感です。

 

 

改札からの階段に近い最後尾の付近はご覧の様子。

鉄道ファンのみならず、マスコミ各社の人々も加わって大変な状況になっていました。

ここまですごい光景は、そうそう見た記憶がないほどでした。

 

 

かくいうわたしも、カメラを構えようとするのですが…

とてもではないのですが入り込めるような状況ではありませんでした。ですので…

 

 

 

先頭車両の方へ回ってみますと、こちらは幾分かは空いていたので、車両をカメラに収めることが出来ました。

とはいえ、狭いホーム先端部でしたので警備員の方が詰めておられるほどでした。安全を確認して撮影しております(>_<)

 

 

いや、しかしすごい人出です。

それほど注目度が高かったということでしょうか。

 

 

それでは、この「快速急行 奈良ゆき」一番列車に乗車します。

 

 

ここでも、当時配布されていた時刻表から拾ってみます。

 

 

表紙にあるように「神戸・大阪難波・奈良」という三都市を、乗り換えなしで結ぶという、これまでにないルートをたどる、実に画期的な列車です。

 

 

当時の時刻表では「三宮駅」を「午前7時43分」に発車。

「大阪難波駅」には「8時29分着」、終点の「近鉄奈良駅」には「9時12分着」というダイヤでした。

「快速急行」とは言うものの、阪神線内と近鉄線内ではその性格は大きく異なり、前者では比較的、こまめに停車しているのに対し、後者では「鶴橋駅(大阪市生野区)」を出ると、県境を越えた「生駒駅(奈良県生駒市)」までノンストップと、同じ列車でありながら対照的なもののように感じます。

 

また「阪神なんば線」と、それにつながる「近鉄難波線(こちらは漢字表記、大阪難波~大阪上本町間)」内では「各駅停車」というのも、特徴のひとつでしょうか。

 

それでは、この「記念すべき直通快速急行の始発便」で「近鉄奈良駅」へと向かいます。

次回に続きます。

今日はこんなところです。