みなさんこんにちは。今日の話題です。

平成30(2018)年10月25日(木)付け 朝日大阪朝刊 社会面より。
JR京都線・JR神戸線・琵琶湖線などを直通して運行されている「新快速」に有料座席サービス「Aシート」を来春に導入するという記事が掲載されていました。

JR西日本の「新快速」は京阪神の区間のみならず、東は米原や長浜(滋賀県)、敦賀(福井県)、西は岡山県に近い上郡(かみごおり)や播州赤穂(兵庫県)までという長い区間を直通運転しています。利用者は終日多く、混み合っていることが多い列車です。
これに有料座席を設けて、着席サービスの向上を図ろうとする目論見のようです。

ところで「有料座席サービス」と言いますと、昨夏に登場した京阪電車の、この「プレミアムカー」を思い出します。こちらは、駅のインフォメーションやネットで座席指定を行うシステムなのですが、くだんの「Aシート」は座席指定制ではなく、空いている座席に着席後、係員から整理券(500円均一)を購入するか、ICカードで決済を行うのだとのこと。座席指定ではないので、どちらかというと、首都圏で運行されているグリーン車のシステムに似ているように感じます。

私見ですが、先ほど例に出した先の「プレミアムカー」とは異なるのは、いざ中間駅から利用しようとする時に座席に空きがなかったらどうなのか?ということが気になったりします。
先ほども触れましたが、新快速は京阪神間で特に混雑していることも多く、殊にこの区間で座席が確保出来るのかどうかという点で、需要はどんなものなのかと思えたりします。

この「Aシート」車両、2編成にそれぞれ1両ずつ、リクライニング式の全46座席にコンセントを設け、無料のwifiサービスも提供されるのだとのこと。
当面は一日4往復のみの運転になるそうですが、ともあれ、とかく混雑している「新快速」での着席サービスがなされるという点では利便性が向上するでしょうし、さらに車両数が増えれば、京阪間では「プレミアムカー」のライバルになりそうな「Aシート」と言えるかも知れません。
今日はこんなところです。