みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今月19日で開業10周年を迎えた「京阪電車中之島線」、その開業当時の様子をお送りしています。
 
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京阪にとっては平成元(1989)年の「鴨東線(おうとうせん)」以来、19年ぶりの新線として開業した「中之島線」。
 
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その影響はとても大きなもので、各駅で大々的な装飾が見られました。
京橋にて。
 
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それから、こんなポスターもありました。
上方落語の重鎮、笑福亭仁鶴さんが大阪にまつわる偉人に変身して、中之島線への期待を述べるシリーズ。こちらは、江戸末期から明治初期にかけて大阪経済を牽引した第一人者の「五代友厚(ごだい・ともあつ)」。
 
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「太閤秀吉」バージョンもありました。しかし、どれも似合ってますね。
 
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中之島線へ直通する、開業とともに新設された「快速急行」の3000系の車内吊りは、このシリーズで埋め尽くされていたのを思い出します。
 
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その他にも「開業記念ヘッドマーク」が用意されていました。
掲出されたのは、特急車の8000系(上)と、快速急行の3000系でした。
 
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さて、わたしの方は…寝屋川市で「通勤快急」と「通勤準急」の始発便を、枚方市で「通勤快急おりひめ」の始発便をキャッチしたのち、いよいよ「中之島駅(大阪市北区)」へやって来ました。
快速急行の先頭車両は、ご覧の通りギャラリーでいっぱいでした。
 
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19日から設定開始となった「快速急行」3000系。
 
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「新路線に新型車両」とは、ほんと気持ちのいいものだなと感心した記憶があります。
 
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開業翌日の中之島駅ホーム。朝の10時前だったでしょうか、開業後最初のラッシュがちょうど落ち着いたところです。
 
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ホームの先端にやって来ました。その奥に、トンネル掘削用のシールドマシンがモニュメントとしてあしらわれています。
「まだまだこの先も進むのだ」と意思表示しているかのようです。
 
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また、この中之島駅の壁面は、江戸期、周辺に材木商が多かったことに由来して、落ち着いた木目があしらわれていました。
 
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中之島駅から一駅乗車し、隣の「渡辺橋駅(同)」で下車。
駅を上がったところにある、朝日新聞社の大阪本社の外壁には…
 
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ここでも「開業記念」の横断幕を発見。盛り上がっているなあと感じます。
関西ローカルのニュースでも、開業日にはその話題で持ち切りというくらいでしたから、期待の中での「新線開業」だったのだなと思えました。
 
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ということで、開業から10周年を迎えた「中之島線」開業当時の様子をあれこれと見て参りました。
 
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大阪のあたらしい東西軸として、華々しく開業した「中之島線」。
ですが現在のところ、旅客流動が予想より大幅に下回っており、大きな目玉だった、日中の同線直通の「快速急行」の運転も取りやめになるなど、いささか低迷している感があります。
 
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ですが、終点「中之島駅」で接続するという「なにわ筋線」の計画、また、大阪湾岸「夢洲(ゆめしま)」の「IR・大阪万博構想」にともなう路線延伸構想など、この先大きく変貌するのではないか?と期待される点があります。
大阪の近未来とともに、注目の集まる路線になりうる可能性が一気に高くなった「中之島線」、今後も注目して動向を見て行きたいと思えた次第です。
 
おつきあいくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。