みなさんこんにちは。前回からの続きです。
大阪近郊の支線巡り、「近鉄道明寺線（どうみょうじせん）」を巡った際の様子をお送りしています。
同じホームでJR線と並ぶ、近鉄道明寺線の電車が印象的な「柏原駅（大阪府柏原市）」にやって来ました。さっそく、道明寺ゆきに乗り込みます。
ここからは、かぶりつきの前面展望におつきあい頂きたいと思います。
左端では、奈良方面へ向かうJR線の普通列車が出て行くところでした。
ゆっくりと発車。
かたわらには低いホームがありますが、歴史を感じさせられるものです。
右へカーブを取りながら、JR線と別れて行きます。
住宅街の小さな踏切、車窓からでも絵になります。
カーブを曲がり切ったところで、築堤の直線区間に入って行きます。
行く線路の枕木は文字通り「木製」。ガタンゴトンと、心地よい響きです。
坂を上り切ったところで、唯一の中間駅「柏原南口駅（同）」が見えて来ました。短いホームの無人駅です。
草生した路盤がいい雰囲気です。なかなか大阪近郊とは思えない景色です。
「柏原南口駅」を発車。
ここで「中河内」と「南河内」を分かつ「大和川（やまとがわ）」を渡ります。ちなみにこの「柏原南口駅」、徒歩圏内にある同じ近鉄の大阪線「安堂駅」とは「徒歩での連絡運輸」の関係にあり、定期券を購入する際には、道明寺線と大阪線の間で運賃が合算されるという特例があるそうです。
川幅の広い大和川を渡ります。奈良県に源を発し、大阪湾へ注ぐ河川です。
長い鉄橋を渡りますと、またも長い直線で築堤を下って行きます。
左へ右へ、緩いカーブを取って進んで行くのも心地よい感じに思えます。
陸橋をくぐり、保線用の車両が側線に見えて来ます。
その脇をそろそろと進んで行くと、もう道明寺駅の構内に入ります。
この駅も先ほどの柏原駅と同様、本線のホームを間借りしたような感じがいかにも支線のそれ、という印象です。
柏原駅からわずか4分、終点の「道明寺駅（同藤井寺市）」に到着。
簡素な車止めですが、それが却って「終点」という雰囲気を醸し出しているように思えます。
地図ではこのような感じ。
この駅で同じ近鉄の「南大阪線」と接続しています。
それでは、この「道明寺駅」と、接続する「南大阪線」についてあれこれ探ってみたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。