4駅名称変更前夜の京阪電車大津線を巡る その7 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

「4駅名称変更」や「新塗装編成の登場」など、新時代に入ろうとしている、いま話題の「京阪電車大津線」を巡った際の様子をお送りしています。
 
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「浜大津駅」から「石山坂本線」の途中下車を繰り返して、ようやく終点の「坂本駅」に到着しました。ここまででも、さまざまな発見があった道のりでした。
 
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この「坂本駅」は「坂本比叡山口駅(さかもとひえいざんぐちえき)」へと改称されました。ここ「坂本」は京都・滋賀を分かつ「霊峰・比叡山」の「びわ湖側の玄関口」に当たることからという「名称変更」です。
そういったことで「駅名標を持つのがお坊さん」というのは頷けますね。
 
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さて、あらためて駅構内をいろいろとウォッチングしてみたいと思います。
ホームは島式、2線分が設けられているという終着駅です。
 
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乗車して来た、700形「ちはやふる」ラッピング編成。
ここでは、折り返し時間の間にじっくり観察が出来ました。
しかし、この派手なラッピングは、ラッピング編成が多い「大津線」の中でも異彩を放つほどです。作品が好きな御仁にはたまらないでしょうね。
 
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「ピンク基調」の「坂本側」の車両とは対照的に、こちら「石山寺側」の車両は「ブルー基調」のラッピングです。
 
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掲出されているヘッドマークも、これは原作をもとにした絵でしょうか。
印象に残るデザインです。
 
撮影しなかったのですが、車内でも、作品のテーマとなった「百人一首」の唄がつり革に記されていたり、広告スペースでも「作品の人気シーン」を紹介していたりと、これは人気を博していそうですね。
 
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ところで、この「坂本駅」ホームには、ちょっと変わったモニュメントがありました。「古レール」のようですが…
 
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「ホームの中」ではなく「ホームから眺める」というモニュメント。
古レールを用いたまるで「砲弾」を思わせるもの。変わったデザインです。
 
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ちょっと見づらくて申し訳ないのですが、この一風変わった作品の紹介がありました。
 
作品を支える「2本のレール」は「複線」を示したもの(もともと、この路線が建設された際、この駅まで「全線複線」だったが、戦時中の鉄材供出のために、先ほど乗車した「穴太~坂本間」は単線化された。のち、平成に入ってから「再度、複線化された」という経緯を示している?)、「砲弾様」のモニュメントの先端は「比叡山」と「びわ湖」を示しているそうです。
 
使用されているレールは、京阪電車が開業した際の「明治43(1910)年」に使用されていた、アメリカ・カーネギー社からの「輸入レール」だそうです。そう聞くとこのレール、製造から100年を優に超えるという、貴重な遺産なのですね。しかし、前衛的なデザインです…
 
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改札を出て来ました。
単線時代の駅舎は、箱型のこじんまりとしたもので、わたしもよく覚えているのものなのですが、先ほども触れたこの駅までの「再度の複線化(1997年)」に合わせてあたらしく建設されたものです。
瀟洒なデザインは、まるで「美術館」かのようです。
 
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駅前広場に出て来ました。
わりと広く取られたスペースですが、道路の向こうには石垣があったりして風情があります。ここ「坂本」は「比叡山」への登り口、いわば門前町に当たります。
 
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さらに、駅前にはバス停があるのですが、画像で言うと左方向、この京阪線に並行して走る「JR湖西線・比叡山坂本駅」から、この新駅名の由来となった「比叡山」へと向かう「比叡山鉄道(通称、坂本ケーブル)坂本駅」ゆきバスに乗り換えることが出来ます。
 
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ここで、その「ケーブル坂本駅」へ向けて少し歩いてみることにします。
先ほどの石垣は、このお寺さんでした。
 
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「日吉大社」や「西教寺」といった、古くからの著名な寺社仏閣も徒歩圏内にあります。「日吉大社」は紅葉でも有名なところで、一度、家族で紅葉狩りに行ったことがありました。
 
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鳥居があるので、ここからは「日吉大社」の境内に入るようです。
常夜灯も立派なものが、堂々とその前を固めています。
 
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しかし、この道すがら…駅から少し歩いただけなのですが、立派な石垣のあるお寺さんやお屋敷がずらっと並んでいます。雰囲気があります。
 
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ここまで来れば、ケーブルカーで「比叡山」へ登ってみたいとも思うのですが今回は「大津線乗り鉄」が目的なので、またの機会にしたいと思います。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。