「上州名物からっ風」に吹かれ、県内の「上信電鉄」沿線を巡る旅をして、ここ「高崎駅(群馬県高崎市)」へと戻って来たというところです。



















さて、高崎駅に着いたのはいいものの、肝心のお昼がまだです。
昨晩は、高崎名物だという「スパゲッティー」を頂いたのですが…

ひとまず、改札に入りました。
とともに、お弁当やさんののぼりが目に留まります。
そういえば、ここ「高崎」には、有名な駅弁がいくつもあります。

その中のひとつ、「日本の人気駅弁」というと、間違いなく三本の指に入るであろう「峠の釜めし」も、この高崎駅で取り扱いされています(正確に言うと、ここから分岐する「信越本線」の終着駅、長野との県境にある「横川駅(よこかわえき、同安中市)」の名物駅弁ですが…)。

おっ、くだんの「峠の釜めし」です。隣には「だるま弁当」も。
「高崎」というと「黄檗宗 少林寺達磨寺」というお寺があり、その「ダルマ」でも有名で、それをモチーフにしたお弁当です。
どちらも食べたことがあり、それでいて、どちらもおいしかったのですが…

しかし、ショーケースの中には後者の「だるま弁当」の姿のみしか見られません。念のため、売店の方に「峠の釜めし」の在庫を確認すると「今日はもう売り切れ」とのこと。
親切にも、他の売店にも在庫を確認して頂いたのですが、そちらでもやはり同じということで…

昼食は、二度目になる「だるま弁当」(1000円)にすることにしました!
パッケージも「赤いダルマ」そのまんまで、なかなかユニークです。
ちなみに食べた後は「貯金箱」として再利用出来るというスグレモノです。
(お金は「ダルマ」の口から入れます)

中身はこんな感じ。見た目に「ヘルシー志向だな」とわかるお弁当です。

その中には、しっかりと「上州名物・コンニャク」も入っています。
ピンク色のコンニャクがきれいな色です。おいしく頂きました。


ところで、駅のおみやげ屋さんでこんなものを見つけました。
「おぎのや 元祖峠の釜めしストラップ」(500円)。

小さいながらも、益子焼の器やフタ、それから弁当の中身まで、よく再現されています!「今回は売り切れで食べられなかったから!」という訳でもないのですが、あまりの精密さに入手してしまいました。

ところで、今日は旅の第2日目。東京都内で宿泊することにしているのですが、それ以外には特にどうするかは決めていません。ですが、駅の構内をうろうろしていますと、もう午後4時前になっていました。


そういうことでここからは、ぼちぼちと東京方面へと向かうことにします。
高崎線のホームからは「上野東京ライン」と「湘南新宿ライン」の列車が発車していましたので、それに乗り込みます。直近の「15時55分発」は長躯、平塚(神奈川県平塚市)へ向かう、「上野東京ライン」の列車です。

ところで、首都圏を走る中・長距離の列車には「グリーン車」が連結されています。ここからの道のりは少し時間がかかるようなので、身分不相応な?その「グリーン車」に乗ってみることにしました。

定刻の「15時55分」に「高崎駅」を発車。
朝から楽しみがいっぱいだった「上信電鉄」とその沿線、そして、2日間にわたってお世話になった「上州路」とはお別れです。

「グリーン車」はがらがらでした。ちょっと意外な感じもしたのですが…
そういうことですので、せっかくなので、眺望のよいであろう二階席に座ることにしました。やはり、眺めも座席もいいものですね。

「高崎線」を1時間ほど走り「大宮駅(さいたま市大宮区)」に到着したのは少し薄暗くなりはじめた、午後5時15分を過ぎた頃でした。
いよいよ、首都圏の中心部へと入って来ました。


「大宮駅」を発車。
ここからはそれまでに増して、実にたくさんの電車と、それも頻繁にすれ違うようになりました。首都圏の鉄道網というのは、実に複雑に入り組んだ、繁華なものなのだなと感じます。

ところで、高崎駅で購入した「グリーン券」は、先ほどの「大宮駅」から近い「浦和駅(同浦和区)」までです。
もう一気にこのまま、東京方面まで向かってもよさそうなものなのですが、東京都区内に入る手前のこの駅で、いちど降りてみたかったから。

「高崎駅」から1時間半ほど、ぜいたくな「グリーン車」の旅でしたが、ここ「浦和駅」で下車します。午後5時半前でした。
次回に続きます。
今日はこんなところです。